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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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情報教育 Feed

2006-04-30

MS-OfficeのViewer

 本校の教室には,プロジェクタやPCが内蔵された教卓があります。もともと教材を提示するためのPCですから,ソフトウエアはほとんど入っていません。以前にも書いたのですが,パワーポイントを使って作った教材を提示するためにPowerPoint Viewer 2003を使用しました。

 先日,鹿児島の枕崎小の益永先生からエクセルを使った漢字提示用の資料をいただきました。その画面を投影しようにもExcelがない・・・。「パワーポイントがあったのだから,エクセルもあるはず!」ということで,みてみたらありました。もちろんワードも!

Word Viewer 2003   Excel Viewer 2003

 ついでに,一太郎ビューアも見つけました。(^_^)v 一太郎のスライド表示機能と差込印刷機能を組み合わせても,フラッシュカード的な教材が作れるかもしれませんね。

komukaiさん推薦のOpenOffice.orgにも挑戦していますが,Javaが動く?ので,非力なPCではちょっと重たく感じます。無料というのは何よりの魅力ですが・・・。

2006-04-28

外字続編

 mochizuki先生もblogで,外字について取り上げてくださいました。

http://mochizuki.la.coocan.jp/blog/2006/04/post_202.html

 さて,何かいい解決方法はないかなと思い,検索してみました。

 最初に目に付いたのが,『明朝体とゴシック体が用意されたフリーの外字フォント「外字神社フォント」』です。上部が土になった吉をはじめ,たくさんの外字が登録されています。

 しかし,これをインストールしたソフトでは表示され,印刷することもできるのですが,他のPCにデータを移すと表示されなくなってしまいます。う~ん・・・。ということで,さらに検索。

 外字を他のWindowsマシンに移植するツールとしては,「外字コピー屋さん 」というフリーソフトがありました。でも,学校中を統一するのは面倒だ・・・。

 そんな時に,サーバ機能を使って,ネットワーク上の外字環境を統一するソフトを見つけました。「外字サーバ 」というソフトです。9,000円のシェアウエアです。これを活用すれば,学校内の外字環境を統一することは可能ですね。

 教育委員会に提出する文書は,これらのソフトを使って作成し,印刷することは可能でしょう。しかし・・・。最近は,デジタルデータでの提出も多くなっています。印刷するなら外字も使えますが,データを移動すると・・・。結局表示されないんです。残念。

2006-04-27

教育の情報化を阻害する伏兵

 学校が情報化するには,越えなければならないいくつかのハードルがあります。インフラ整備の問題,教員のスキルの問題などです。ところが,思わぬ伏兵がいることに気がつきました。

 教育の情報化を阻害している伏兵の名は,「文字」と言います。様々な書類を電子化しようとしたときに,必ず現れて,我々をアナログの世界に引きずり戻す働きをします。

 コンピュータには,たくさんの漢字が登録されています。ワープロ時代には,第1水準,第2水準なんていう言葉をよく目にしました。ところが,戸籍に登録されている文字の中には,コンピュータの中に入っていない異体字が数多く存在するのです。

 例を挙げて恐縮ですが,例えば,「渡辺」という姓の「辺」ですが,コンピュータで対応できるのは「邉」と「邊」の二文字だけです。この他にも,微妙に違う,たくさんの異体字が存在しているのです。群馬県でよく話題になるのが,「高橋」という姓です。「高」は「髙」がコンピュータに入っているのですが,「橋」の方はこの文字しか登録されていません。ところが,つくりの上の部分が有のような形になった異体字が存在するのです。真ん中の縦画が下まで突き抜けた「角」や上部が「土」になった「吉」もあります。

 学校の公文書は,戸籍の文字を基準にしますので,正しい文字で表記しようとすると,外字を作成するしかありません。しかし,作成した外字は,印刷するには向いていますが,機械が変わると使えません。ですから,データとしてやり取りをすることは不可能と言っていいでしょう。学校ごとに外字を登録すると,教育委員会が集約した時に外字が表示されないということになります。ですから,正式な書類には未だにゴム印が使われるのでしょう。

 「異体字を無理に表示しなくても良い」ということになれば,校務文書の情報化はグンと進むのではないかと思うのですが・・・。

2006-04-25

児童・生徒の安全を守るために

 昨年は,下校時の小学生を狙った犯罪が多く発生しました。Horryが勤務している学校がある市でも,児童・生徒の安全を守る取り組みをしています。

1.下校時,学校から出る時間を限定し,集団で下校する
 できるだけ一人で歩くことがないように,1日3回の下校時間を設け,学校から一斉に出発するようにしています。そうすることで,低学年の児童と中・高学年の児童があまり離れずに下校することができます。
 また,ウォーキングバスという下校方法も採られます。これは,方面ごとに組織した集団で,地域の人や保護者のボランティアに見守られながら帰る方式です。

2.防犯カメラを設置する
 ブラウザでコントロールできるWebカメラを使い,学校の出入り口やプールなどを24時間監視します。(もうすぐ設置が終わる予定です)画像は24時間,サーバに蓄積されるので,深夜に不審者が侵入した場合にでも,その後の捜査に役立てることができます。
 校内LANを活用するわけですが,少し悲しい使い方ですね。

 世の中には,小さい子どもを狙う不届き者が増えています。そんな時代の変化に対応するために,学校としてできることを,限られた予算の中で行うわけです。とりあえず,この二つからスタートしますが,無駄な投資だったと言われるような,平和な地域社会が戻ってくることはないのでしょうか。

2006-04-24

掲載許可

 個人情報保護法という名前だけが一人歩きして,世の中が個人情報について過敏になっています。学校というところは,個人情報のかたまりのようなところです。私たちが扱っている情報は,個人情報の中でも,特に守らなければならないものがほとんどです。

 学校のホームページに写真を載せる時には,個人が特定できないように配慮します。学級連絡網は,前後数人分だけ配ります。という感じです。そこで,全保護者を対象に,掲載等の可否を問うアンケート(保護者の印つき)をとりました。

  1. 学校のホームページへの写真・作品の掲載
  2. PTA広報紙等への写真・作品・氏名の掲載
  3. 学校だよりへの写真・作品・氏名の掲載
  4. 学年だよりへの写真・作品・氏名の掲載
  5. 学級だよりへの写真・作品・氏名の掲載
  6. 学級連絡網への掲載
  7. 展覧会等への作品の出品

 この中で,一番不許可が多かったのが,PTA広報紙への氏名の掲載でした。PTA広報紙は,他の学校や教育委員会にも配布されますし,地域の回覧板でも回されるからでしょうか。学級だよりでは,「学級の係が決まりました」という記事の中で,氏名の掲載に×をつけた児童名だけを抜いて掲載したところ,「そういうものだとは思わなかった。」と担任に連絡してきた保護者の方もいました。

 私の家では,新聞は地元の地方紙をとっているのですが,珠算検定合格者や,スポーツの大会で活躍した児童・生徒などの名前が,学校名つきで掲載されています。何かの活動で表彰された児童・生徒は,明瞭な写真つきでフルネームが掲載されます。

 地方紙とはいえ,発行部数はPTA新聞の比ではありません。1日あたり,学校ホームページのアクセス数1年分くらいの発行があるのです。不特定多数の人が目にする新聞に掲載されると,喜んでスクラップしたりするのに,なぜ,学級だよりがだめなのでしょうか。

 個人情報保護法を過大に解釈するのではなく,一人一人が個人情報を守ろうという気持ちをもつことが大切だと思います。学級の連絡網は電話の前に貼るのではなく,すぐに取り出せる場所に,きちんとしまっておく。第三者から電話番号等の問い合わせがあっても教えない。新年度が始まり,新しい連絡網が来たら,確実に廃棄する。等が守れれば,連絡網の作成配布によって個人情報が流出するはずはないのです。学校帰りに子どもが落とす可能性を心配するのならば,1軒ずつ家庭訪問して担任が配ればいいでしょう。

 それぞれの情報について,どう使えば便利で,どう扱うと安全で,どうすると子どもが危険にさらされるのか。そういうことを考え,安全に管理することができる力も,情報活用の実践力であると思います。教員や保護者が情報活用の実践力を身につけることで,子どもが危険にさらされる確率を下げることができるのです。

 残念ながら,情報の価値に気づき,進んで情報を集めようとしているのは,情報をお金に換えようとしている人や,情報を悪い目的に利用しようとしている人であるという現実が存在するんですけどね。

2006-04-18

今年度の研修計画

 今年度,校内での情報関係の研修の計画を立てています。今のところ,下のようなことを考えています。

  1. 一太郎からWordへの移行
  2. 校務処理向けエクセル入門
  3. 校務処理向けScanSnapの利用法
  4. プレゼンテーションのコツ(パワーポイント中級)
  5. 情報モラルの指導について
  6. 各教科等と情報教育の関係
  7. 教室での教材提示の仕方とそのための資料作り
  8. デジタルカメラでの撮影のコツ
  9. デジタル写真の加工や画像処理,印刷
  10. デジタル写真を使ったスライドショー作成
  11. デジタルビデオのノンリニア編集
  12. CDやDVDの作成

 こんなにたくさんあるのですが,夏休み等を利用すれば何とかなるでしょうか。(^_^;)

 もうそろそろ「機械やソフトの使い方」研修からは脱却したいと思っています。
「このボタンにはこんな機能があります。では,やってみてください。」
では,あまり役に立たないんですよね。
「この機能は,授業ではこのような効果をもたらします。皆さんならどういう場面で使いますか。」
などと言いながら,授業を中心に考えていくことが,我々教員にとっては大切なことであり,一番興味のあることだと思います。特に,実際に授業をイメージした教材を作ってみると,おもしろいんです。(ボクだけ?)

2006-04-16

文部科学省の考えは?

 3月は,教育の情報化強化月間でした。このポータルサイトには,「読み・書き・そろばん・コンピュータ」と書かれています。これだけを見ると,児童・生徒にコンピュータの使い方を教えるのか?という気がしてしまいます。
 でも,内容を読んでいくと,「授業にICTを」ということで,教師が情報機器を活用して授業を行うというイメージももてます。また,校務の処理に情報機器を使おうという呼びかけもなされているような気がします。

 学校で情報機器が使われる場面は,
 1.児童・生徒が学習するために使う
 2.教師が授業のねらいを達成するために使う
 3.教職員が校務処理に使う
の3種類です。

 この中で一番大変なのが1の児童・生徒が使う場合です。その機器,そのソフトウエアを使うことで,どのような学習効果が期待できるのかを明らかにしなければ,チョークと黒板で授業をしている先生方に使ってもらうのは,難しいと思うからです。
 そのためには,どのような研修が効果的なのか。これがわかったら,私も情報教育マイスター?

2006-04-15

情報教育主任の仕事

 Horryは,校務分掌上「情報教育」の担当です。本市では,その中心になる人に「主任」という名前をつけます。名前だけはえらそうですが,主任手当てが出るわけではありません。(^_^;)さて,この情報教育主任の仕事というのは,多岐にわたっています。校内の情報機器の整備計画に関わる部分から学習指導に至るまで・・・。

1.情報機器の整備
 毎年の限られた予算から,教職員や児童・生徒が使用する機器やソフトウエアの購入計画を考えなければなりません。学校の予算規模からみると,情報教育関係の金額はものすごく高いので,計画的に導入することすら難しいのですが・・・。

2.校内の情報機器のメンテナンス
 たとえ授業中でも「Help!」という声がかかれば飛んで行きます。プリンタのインク交換からマウスのボールの掃除まで,何でもやります。PC室40台のPCにWindowsUpdateをかけるだけでもたいそうな時間が消費されます。

3.児童・生徒への指導
 コンピュータを使いこなせるように,使い方の指導をする時間も必要です。その計画を立て,実際に指導する先生方に事前にマスターしてもらわなければなりません。この時間をとるのが難しい。

4.情報教育についての普及
 情報教育は,http://horry.kazelog.jp/blog/2006/02/post_8c04.htmlにも書きましたが,学校の教育活動全体を通して行うものです。各教科等の指導の中で,情報教育を意識した活動を入れてもらえるよう呼びかける仕事があります。最近は,情報モラルの指導を道徳と関連させたり,総合的な学習の時間に入れたりしていますが,その資料もよういしなければなりませんね。

5.校務の情報化
 学校の中にコンピュータが導入され,仕事が変化してきました。情報機器を使うことで校務にかける時間を減らすことができれば,児童・生徒と向き合う時間も増えるわけです。ただ,機械が便利になればなるほど,仕事の量が増えていくのはなぜなのでしょうか。

6.ホームページの管理
 ホームページは各担任にも作ってもらうのですが,公開するためのゲートウェイ役が情報教育主任です。最終決裁はもちろん校長ですが,校長へのアクセスルートを束ねるのが仕事になります。これもなかなか大変な仕事なんです。

 さて,情報教育主任の仕事の一端を書いてみました。まだまだありそうなのですが,とりあえず思いついたところまで。

2006-04-02

2006年度スタート

 学校では,4月1日からが新年度です。今年は,1日と2日が土日なので,その後のスケジュールがかなりタイトです。今日も休日出勤などしてしまいました。

 そういえば,3月31日までというe-japanはどうなったのでしょうか。校内LANは?全ての教室にPCは?当然間に合わなかったのでしょうね。残念です。

 この計画が失敗に終わった一番の原因は,「ミレニアム・プロジェクト(教育の情報化)」では明文化されていたのに,e-japanで消えてしまった「大型提示装置」にあると思います。(あえて地方交付税については触れません)

 様々なコンテンツが整備され,ICTを使った授業を行う環境は整ってきましたが,残念ながら出口がないのです。40人近い子どもに,教室に配備された15インチのノートPCの画面で見せろと言うのでしょうか。プロジェクタやプラズマディスプレイがあれば,優れたコンテンツを使った授業が簡単にできたはずなのに・・・。

 昨日から始まった新年度。新しい計画もスタートするようです。地デジに合わせて教室にプラズマディスプレイが導入されることを期待します。難しいかな?

2006-03-27

D-proとマイスター

 25・26日と,研究会のはしごをしました。東京と小田原という2ヶ所での研究会で,肉体的には疲れましたが,頭はすっきりです。(^_^)

 まず,D-project春の公開研究会ですが,「アナログとデジタルの融合」や,「見える学力と見えない学力」というキーワードが頭の中を駆け巡っています。ユニバーサルデザインやユネスコでは,子ども達のプレゼン力(先生方の指導も含めて)にまたまた感動でした。来年度の活動の夢(妄想?)も抱きましたが,担当する学年によっては厳しいかな?と思っています。
 D-pro自体がだんだん高学年以上にシフトして行っている気がするので,中学年や低学年でもできるデジタル表現の授業をデザインしてみたいと思っています。こちらは,校内での個人プレーになるかもしれませんが,中川先生のおっしゃる「出すぎた杭」を目指そうと思います。

 次に,情報教育マイスター養成研究会ですが,海も富士山も見ず,小田原城と桜をバスの中からチラッと見て,会場にこもっていました。こちらでは,マネージメントというか,校内で仲間を増やす大切さに気づきました。情報教育を担当するものとして,仲間を増やし,広げていく事が必要だということです。
 こちらは,校務分掌上の立場もあり,組織の一員として学校の情報化やICTを使った授業の推進,さらには,情報教育についての正しい理解と普及の推進をテーマに,活動して行こうと思います。

 もうすぐ新学期。個人としての活動と,組織の一員としての活動をメリハリをつけながら並行して進めていければいいと思っています。次回の研究会で成果発表ができるように・・・。


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