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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2007-12-14

天国には行けない・・・

 生きている時に正しい行いをしていれば,死んだ後,天国に行けると言われますよね。でも,Horryは,どんなに正しい行いをしても,天国には行けません。

 それは,私が極悪人だからではありません。私がキリスト教徒ではないからです。天国には天使がいます。お寺に天使はいませんよね。

 仏教では,死んだ人の魂は,三途の川を渡って行きます。あの世では,閻魔大王の判定により,極楽(浄土)に行くか地獄に行くかが決まります。極楽も地獄も,両方とも土の中にあります。あの世への入り口にあたる「どこでもドア」がお墓なのでしょう。

 キリスト教では,ある日キリストが復活して死者を裁くという,最後の審判によって,天国に行くか地獄の苦しみを味わうかが決まります。システィーナ礼拝堂の最後の審判の絵にあるように,神(キリスト)は上を指差して正しい行いをした人を上に導きます。つまり,天国は上の方にあります。

 まだ,最後の審判は行われていませんから,天国には誰一人いないということになりますよね。

 ですから,仏壇の位牌に手を合わせながら,「天国の○○さん,・・・。」なんて言うのは大間違いなのです。正しくは「極楽浄土にいる・・・」ということになるでしょう。

 もっとも,日本人は昔から宗教に関しては大変寛大な国民です。古くからある神道と大陸からわたってきた仏教が,うまく共存しているのですから。

 生まれてすぐのお宮参りから始まって,七五三や結婚式などを神社の神様の前で行う人がたくさんいます。

 でも,お盆やお彼岸にはお墓参りをしたりします。死んだときのお葬式も,読経の中,お焼香をしたりしますよね。

 神棚と仏壇が同じ部屋にあることも,珍しいことではありません。その部屋で,クリスマスケーキを食べている家庭もあるでしょう。

 ですから,日本人は無宗教と言うよりも,多宗教な国民なのではないかと思います。もしかしたら,御仏もキリストも八百万の神の仲間なのかとさえ思ってしまいます。

 死んだら千の風になるなんて,残されたものの勝手な妄想です。地球の46億年の歴史の中で死んでいった数え切れない命が,それぞれ千の風になったら,地球上にはものすごい暴風が吹き荒れてしまいます。

 死者がよみがえるというのもおかしな話です。もしも死者がよみがえるとしたら,なぜ人間だけなのでしょう。他の生き物までよみがえってきたら,地球上は大変なことになります。

 輪廻もおかしな話です。一番最初に地球上に誕生した生命体は,死後,何に生まれ変わったのでしょう。数がどんどん増えるのですから,生まれ変わるのはおかしな話です。

 死んだら脳を構成しているたんぱく質が腐敗して,何も考えられなくなるのですから,何もない闇の世界が死後の世界なのだ思います。

2006-12-24

飛行機雲のクリスマス

 クリスマスイブの今朝,飛行機が青空に「X」の文字を描きました。

1224 クリスマスを「X'mas」と表記するのは,正しくないと聞いた事がありますが,そこは大目に見てください。(^_^;)

 Horryは,特定の宗教を持っていないので,クリスマスは単なる年中行事でしかありません。イタリアに住んでいたときに,クリスマスの宗教性について体験してきただけに,日本のお祭り騒ぎについていけない部分もあります。

 クリスマスは,もともとは北欧の人々が冬至を祝う行事を,キリスト教と結び付けたというのが始まりらしいですね。冬至は,一年のうちで太陽が一番力を失う日です。冬至を過ぎると,太陽が力を取り戻すのです。寒い地方の人々にとっては,太陽の復活は最高のプレゼントだったに違いありません。

 さて,飛行機雲がきれいに見えるということは,上空に水蒸気がたくさんあるということですね。天気が崩れる前兆と言われています。ホワイトクリスマスは無理でしょうけど,適度なお湿りが欲しいこのごろです。

2006-02-11

トリノオリンピック開会式

 早朝からトリノオリンピックの開会式を見た。時間にルーズだと言われるイタリア人だが,北イタリアの人は特にしっかりしていて,計算されつくした舞台演出であった。

 勝利の門(?)を作るあたり,凱旋門を作りまくったローマ帝国の流れを受け継いでいるだけのことはある。選手の入場も,懐かしい曲(誰にとってだか不明だが)に乗って,「イタリアだよね?」と思わせる演出であった。

 アトラクションも,平和の象徴(サンピエトロ大聖堂のシンボル?)の鳩を人間が作ったり,オノ・ヨーコが登場したり・・・。Ferrariの登場には思わず拍手してしまった。最後をパバロッティで閉める演出も素晴らしかったし・・・。

 ただ一つ残念なのは,選手入場の後半に流れた「Young Man」である。ビレッジ・ピープルの曲である。カトリックの総本山であるバチカン市国を抱えるイタリアには,キリスト教徒が多い。この曲には,参加した西欧諸国の選手も含めて,大いに盛り上がった。しかし,イスラム教の預言者の漫画で大きな騒ぎになっている時に,キリスト教徒限定の曲を流すのはいかがなものか。

 YMCAとは,「財団法人 日本YMCA同盟」のホームページによると,Young Men's Christian Associationの頭文字を並べたものである。日本語では「キリスト教青年会」と言うらしい。「Young Man」というのは,若きキリスト教徒に向けた歌なのである。八百万の神のいる日本人には理解できにくいことだが,外国では宗教は大変大きな影響力を持っているのである。(表面上何もなかったように流れていたが・・・)

 オリンピックは平和の祭典である。オリンピック期間中だけでなく,これから先も,世界中の国々が,戦争のない平和な暮らしができるようになるといいと思う。


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