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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-06-11

自由研究ネタ1

 夏休みの宿題の定番,自由研究に役立つ(かもしれない)ネタを書いて行こうと思います。あくまでも,思い付きですので,これでうまく行くとは限りませんのでご注意を!

 シロツメクサの群生から四葉を見つけると,ちょっとうれしいですよね。シロツメクサとは,「白い詰める草」の意味で,帰化植物だと言われています。西洋から壊れ物を輸入する際,クッション材として詰められた草だから,ツメクサと呼ばれている。という説があります。

 さて,四葉のクローバーの出現率は,どのくらいなのでしょうか。また,どのような条件の時に出現しやすくなるのでしょうか。これを調べる自由研究ネタです。

 まず,予想を立てましょう。

「四葉の出現は遺伝子の異常だと考えると,それを多くする要因があるだろう。」

  • 公園などの人に踏まれる場所ではどうだろうか。
  • 農薬を使う田畑の近くではどうだろうか。
  • 電磁波の影響があるところではどうだろうか。

 これらの条件をいくつか設定して,定量的に調べれば,何かわかるかもしれません。(^_^;)

 調べ方は,

  • シロツメクサの群生地を何箇所か見つける。
  • その場所の条件を考える。
  • 無作為に一定数(数百本?)の葉を採取し,四葉の出現率を調べる。

 調べたデータを,表やグラフを使って分析し,四葉を出現させる要因を考える。

 もしかしたら,上記のどれも関係ないかもしれません。他の条件も見つけてみてください。さらに,四葉が多い群生をみつけたら,その種を採取すると,もしかしたら四つ葉のクローバーの栽培ができるかもしれません。(夏休みだけでは実験不可能ですけどね)

2006-05-31

学校における個人情報

 学校には,秘密にしておかなければならない情報がいくつかあります。児童・生徒の成績はもちろん,住所,電話番号,家庭環境など・・・。昨年4月の個人情報保護法施行以来,その管理に厳しい視線が向けられています。個人情報保護法の趣旨とは少しずれているのですが,多くの方が個人情報に関心を持つことにはなりました。(過敏すぎる反応が気になりますが・・・)

 学校で扱っている個人情報は,漏洩することがないよう,十分に注意しなければなりません。我々公務員には,「守秘義務」というものがあります。職務上知り得た秘密は,職を退いた後でも漏らしてはいけないのです。もしも,個人情報を流出させたとすると,公務員に禁じられている「信用失墜行為」に当たります。どちらも懲戒の対象になりますね。

 学校では,紙ベースの個人情報の管理,リムーバブルメディア上の個人情報の管理,サーバなどの中の個人情報の管理など,それぞれに応じた取り扱い規程を整備しなければなりません。さらに,個人情報の学校外への持ち出し禁止も,徹底しなければなりません。何より怖いのは,情報を扱う人間のセキュリティホールなのですから・・・。

 上記のような規程を作り,遵守すること。また,ハード的には,鍵をかけるとか,PCのセキュリティ対策を行うとか,サーバへの不正アクセスを防ぐとか・・・。そういうことをしっかりできているかどうかが,裁判になったときに問題になります。

 先生方には,「個人情報がお金になる」ことを,認識していただく必要があると思っています。

2006-05-29

修学旅行

我が家の娘は,明日から修学旅行に出かけるそうです。群馬県では,30年以上前から中学生の修学旅行は京都・奈良方面がほとんどです。Horryの時代もそうでした。

最近は,行き先も多様化してきているようです。高校になると,千差万別。海外旅行に行く学校も増えてきました。我が家の息子は,沖縄(ここも海外?)に行ってきました。Horryは,再び奈良&京都だったのですが・・・。(^_^;)

反対に小学生は,圧倒的に鎌倉ですね。これに,昔は江ノ島が付いていましたが,今は,横浜(八景島シーパラダイス)や,お台場,TDLなんていうところもあるようです。

昔は,親が連れて行けないから,臨海学校や修学旅行に大きな意味がありました。今は,行こうと思えば自由に行ける家庭がほとんどではないでしょうか。我が家は・・・。(^_^;)

そんな中で,遠足・旅行的行事のあり方は,昔とはずいぶん変わってきているのでしょうね。

2006-05-23

イカのおすし

最近,また幼い子どもが被害者になる事件が増えていますね。小学校で仕事をしている者として,また,親として,大変残念です。突然我が子の命を奪われたご両親の気持ちを考えると,犯人に対する怒りがこみ上げてきます。

そんな事件が頻発するようになって,学校では「いかのおすし」を指導しています。今流行の「食育」ではありません。(^^ゞ

いか:知らない人についていかない
:知らない人の車にらない
お声を出す
ぐに逃げる
:人にらせる

これを使ってポスターを作ったり,防犯教室で話をしたりしています。

そんな時,友人から「イカのおすし」の歌があることを教えられました。CDにもなっているそうです。(こういう情報には本当に疎くて・・・)

kirakira という4人グループが歌っています。
http://kirakiland.web.infoseek.co.jp/index.html
から,踊りのビデオつきで視聴できます。マイナーなレーベルらしく,いつも使っている通販サイトでは見つけられませんでした。(^_^;)

こんな歌がたくさん売れる世の中って,少し悲しいです。子ども達だけでなく,全ての人が安心して暮らせる世の中なんて,実現は不可能なんですかね。人間って,そんなに悲しい生き物だったのでしょうか。

子どもに道を尋ねただけで,不審者と間違われてしまうこともあるそうです。幼い時から人を疑って生きるなんて,悲しすぎます。「人を見たら泥棒と思え」というのは,みんなが安心しきって暮らしていたことへの注意喚起だったのでしょう。でも,今は,本気でそう指導しているのです。本当にやるせなくなります。

2006-05-20

ユネスコ

 今日は,群馬県ユネスコ協会連盟総会に行ってきました。皆さんは,ユネスコってご存知でしょうか。多くの方はユニセフと間違えます。ユネスコは「世界遺産」で有名な,国連の専門機関です。

 私は,D-projectの「ユネスコ世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」への参加を通して,ユネスコや世界寺子屋運動について知り,子どもたちと活動してきました。その様子を講演という形で発表しました。

 子どもたちが,働かなければならないため,学校に行けず,文字の読み書きができない子どもの存在を知り,自分たちにできる活動としてリーフレットを作り,書きそんじハガキの回収活動を行うという流れです。コンピュータでリーフレットを作る必然性が,子どもたちの学習によって生まれてくるのです。また,人に伝えるためのリーフレットを作るためには,国語力,デザイン力が必要です。子どもたちの総合的な力を高めることができる活動です。

 今年もプロジェクトに参加します。子どもたちの心を揺さぶって,達成感のある活動にしたいと思います。

2006-05-18

ITの導入で仕事は楽になったのか

 私は,小学校に勤務しています。学校現場にIT機器が導入されて,仕事は楽になったのでしょうか。

例1:印刷機
 昔は,ガリ板と呼ばれる印刷でした。それからボールペン原紙という革命的な製品が開発されました。私が就職した昭和60年当時は,シンクロファックスという機械が全盛期でした。これは,回転式の筒にセットされた普通紙の原稿を読み取り,それにシンクロして原紙に細かい穴を開けていく機械です。穴を開けた原紙を輪転機にセットして印刷しました。原紙を1枚作るのに10分前後かかりました。
 今は,コピー機のようなガラス面に原稿を載せ,製版スイッチを押せば,1分もたたないうちに印刷が始められます。

例2:コピー機
 私が大学生の時のコピーは,青焼きが主流でした。トナー式のものはとても高価でした。今は,コンビニなどでも白黒なら1枚10円でコピーできますね。また,拡大コピー機を使うと,A4版の原稿を模造紙サイズ?(A0版)まで拡大してコピーすることができます。これを使って教材を作る人が増えました。
 スキャナとプロジェクタを組み合わせれば,もっと手軽にフルカラーの教材提示ができるようになりました。

例3:校内LANの整備
 スタンドアロンが基本だったPCが,ネットワークで結ばれ,1台のプリンタを共有できた時には,ものすごい!と思いました。それまでは,プリンタを1台ずつ用意するか,プリンタの接続されているPCにフロッピー(最近見ませんね)でデータを持っていって印刷していました。
 今は,教員専用のサーバが用意され,毎年恒例の書類はほとんど苦労しないで作れる環境が整っています。

 さて,仕事にかかる時間は,ものすごく短縮されたはずです。でも,今のほうが忙しいのはなぜでしょう。忙しくなった原因の一つが,そのIT環境なのです。昔は,書類が教育委員会に行って帰ってくるまでに1週間くらいかかりました。今は,メールで一瞬です。教育委員会からの通知や調査の書類も,印刷して各学校に配布する必要がなく,グループウエアで瞬時に市内全校に届くことになります。

 ITは仕事を楽にする。仕事にかかる時間を短縮する。空いた時間で子どもとしっかり向き合おう!というのは,儚い夢だったのでしょうか。夢じゃない!と主張したいHorryでした。

2006-05-16

小学校の英語は担任が?

3月28日に「小学校からの英語教育」を書きましたが,今夜のNHK「クローズアップ現代」で取り上げられていました。早ければ2年後に導入だとか・・・。(^_^;)

小学校5・6年生に週1時間(45分間),総合的な学習の時間を使って,聞く・話す活動を,担任主導で指導する・・・。さらに,成績はつけない!!!そんなことで,英語が話せるようになるとは思えません。

今から英語の教員を急に採用するわけにもいかないので,担任+ALTという授業形態が多くなるのでしょう。はっきり言って,私の発音はいい加減です。(^_^;) 特に,BとV,LとRの発音は,意識すればできますが,聞き取ることはほとんど不可能です。

小学生に必要なのは,コミュニケーション能力を高めることだと割り切って,ボディランゲージも含めて「何とかして伝えよう!」「何とかして理解しよう!」という経験をさせるのもいいのかもしれません。NHKに出ていた解説者は,「担任の先生が苦労している姿を見せるのも教育だ。」というようなことを言っていましたが,プライドの高い方が多いこの世界。そんなことができるのでしょうか。

とりあえず,通勤の車中で「基礎英語」や「英会話入門」を聞き続けているのですが,進歩している実感はありません。やっぱり,英語は難しいな~。

2006-05-15

リンク集その後

 昨日は,アプリケーションソフトを使ったリンク集について書きました。

 今日は,学校のWebスペースでCGIを動かす練習として,登録型のリンク集を作ってみました。フリーのCCIソースを使って,カテゴリ別にツリー表示できるものをアップしました。学校のWebページなので,不適切なリンクが作られないように,管理者のパスワードを設定し,管理者だけが登録できるようにしました。

 これは,使えるページを見つけたときに,とりあえず登録しておくのに便利かなと思います。先生方にパスワードを教えて,登録方法を覚えていただけば,どんどん成長させることができますから・・・。また,リンク集のメンテナンスもブラウザ上から簡単にできるので,使えるものに育てることができるかもしれません。

 アプリケーションとCGI。それぞれ,短所と長所を持っていると思います。いろいろな表現方法から,その場,その時に応じた方法を選択できる。先生方の情報リテラシーも高まりそうです。

2006-05-14

リンク集の作り方

学校では,調べ学習にコンピュータを使うことがあります。以前は,何でもかんでもインターネットで調べよう!?なんていう授業もあったようですが,今は,図書資料とうまく組み合わせて使っている人が目立ちます。

授業で調べさせるときには,検索エンジンで検索することは,あまりお勧めできません。膨大なページの中から,必要なデータを探し出すのに時間がかかりすぎるのです。そこで,リンク集の使用をお勧めしています。

リンク集を作るのには,HTMLで記述するのが一般的ですが,CGIを使って簡単に追加する方法もあります。これらの方法では,リンクするページが増えたときに,管理するのが大変であるということです。Webページ自体は,どんどん生まれ,消滅しているのですから。

今,リンク集として先生方にお勧めしているのが,ワープロソフトで作るものです。授業に必要なページだけを打ち込んだ簡単な文書を作ります。ワープロソフト(表計算ソフトでもいいのですが)には,ハイパーリンクを使える機能もあるので,その文書を開いてURLをクリックすれば,目的のページを開かせることができると言うわけです。

これならば,教材研究しながら,その授業のためだけのリンク集が簡単に作れるので,管理も楽々です。それに,いちいち目的のページの管理者にメールを送ったりする必要もないわけです。

手抜きかもしれませんが,使える方法だと思います。

2006-05-12

知識と知恵

 学校教育がゆとりから基礎・基本の徹底へと変わったと言われます。今まで,いつの時代にも,基礎・基本は徹底して指導してきているのですが,改めてクローズアップされてきました。

 その背景には,子どもたち一人一人の学力の差が大きくなった,ということが挙げられると思います。家庭用ゲーム機の普及により,家庭学習の時間に大きな差が出てきているのです。また,テレビやゲーム等によって夜更かしするようになった子ども達は,十分な睡眠時間を確保できずに,すっきりしない頭で学校に通っているという現実もあります。

 また,基礎・基本を徹底するために,総合的な学習の時間を削減しようという動きもあります。総合の時間を,他の教科の習熟に充てる学校も出てきているようです。

 私は,教科の学習で身につける基礎的・基本的なことがらは「知識」だと思うのです。そして,教科等の学習で身につけた「知識」を,生活に生かすレベルまで高めた時,「知恵」と呼ばれるようになるのです。「知識」を「知恵」にまで高めるための時間が「総合的な学習の時間」なのではないでしょうか。

 教科等の学習で,基礎的・基本的事項を身につけたあとは,いきてはたらく力にまで高めることが大切なのです。計算練習,漢字練習を十分に行い,力を身につけた子ども達は,考える余裕を持つことができるのです。考えることによって「知識」は「知恵」へと変化していくのです。

 人間として,社会で生きていくためには,「知恵」が大切です。今の時代,機械の力を借りれば「知識」はすぐに手に入ります。子どもの今の姿ばかりに目を奪われないで,10年後,20年後の姿を思い描いて,学習指導に当たる余裕が欲しいと思っている今日この頃です。


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