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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-05-08

ガソリン高騰と算数

ガソリンが高くなりましたね~。1リットル130円を超えてきました。

私が乗っている車は古くて,重くて,オートマな,ガソリン車なので,燃費が気になってきました。毎日往復でおよそ35kmの通勤を,リッターあたり6km走らない車で続けるのも限界になって来ました。

悔しいので,通勤の車中で算数の問題を作ってみました。

「1リットルのガソリンで10km走ることのできる自動車があります。ガソリンを40リットル給油するために,自宅から5km離れた1リットル128円のA店か,自宅から1km離れた1リットル130円のB店に行こうと思います。どちらに行くのが得でしょうか。」

考え方

A店に行く場合,
128(円)×40(リットル)=5,120(円)
ただし,往復で1リットルのガソリンを消費します。
この分を加えると,
5,120(円)+128(円)=5,248(円)

B店に行く場合,
130(円)×40(リットル)=5,200(円)
ただし,往復で0.2リットルのガソリンを消費します。
この分を加えると,
5,200(円)+26(円)=5,226(円)

答え 1リットルあたり2円も高いが,近くのB店に行った方が得である。

いかがでしょうか?まあ,給油は通勤の途中などにすることが多いですよね。ですから,通り道で安い店に寄るのが一番得ですけどね!(^_-)-☆

2006-05-07

学校Webページで公開する情報

文部科学省の指示もあって,多くの学校でWebページを作成し,公開しています。「積極的に学校から情報発信しなさい」ということです。さて,学校がWebページを通して発信する情報とは,どんなものでしょうか。

1.学校の基本的な情報
 学校の所在地や電話番号をはじめ,教育方針や学校教育目標などを公開しています。対象は,保護者だけでなく,地域の方や遠くの方にも見ていただくべき情報です。実際に,学校のWebページを見て,転校先の学校を決めたという方もいらっしゃいます。

2.学校の教育活動に関する情報
 日々の学校の様子を公開していくということです。主な対象は保護者であり,その他に学校の周りの地域社会の方にも見ていただきたい情報です。1.に挙げたような情報だけではわからない学校の様子を,子どもたちの姿を通して見ていただくということです。

大きく分けて,この二つが中心になります。1.は,年度当初に更新すると,1年間はほぼそのままで済みますが,2.については,随時更新する必要があります。

また,1.を公開することは,あまり問題になることはないと思いますが,2.については,出せる情報と出せない情報をきちんと分け,必要以上の情報を流さないようにする必要があります。保護者だけにパスワードを与え,閲覧制限の中で少し詳しい情報を掲載している学校も少なくありません。

どこまでが公開できて,どこから公開できないのか。ある程度の基準をもって作成していると思います。私の勤務校では,全ての保護者の皆さんに承諾を取りました。掲載を望まないご家庭が絞られることによって,担任が事前に直接確認することができます。

これからも,公開する情報の範囲については,変化していくでしょう。それに応じて確実に情報を管理する力を我々が付けていく必要があると思います。

2006-05-06

部活動って

この連休中に,娘が行っている学校の中体連春季大会,息子が行っている学校の高校総体の応援に行きました。

一生懸命がんばる子どもたちの姿は,どんなスポーツでも素晴らしいものです。

観戦しながら,中学生と高校生で大きく違う点が見つかりました。それは,礼儀の問題です。観客席には人がたくさんいます。座って観戦している人の前を通る時に,「失礼します。」と声をかけたり,軽く会釈したりして通ることが礼儀です。こんな簡単なことが,中学生にはできなくて,高校生のほとんどはできていました。

人の目の前を横切ること。しかも,試合を見ている人の視線をさえぎることに対しての心遣いができるかできないか。高校生になったら急に気がついたわけではないでしょう。きっと,顧問の先生や先輩方の指導があったのだと思います。

部活動で試合をするのですから,勝つことが大切なのはよくわかります。勝利を目指さなければ,苦しい練習には耐えられないでしょうし,仲間の連帯感も生まれません。しかし,その前に,人間としての生き方(なんていうほど大それたものではないのですが)を教えてくれる場であって欲しいと思います。

試合をする相手に対する礼儀,応援してくれている人に対する感謝の心。そういったものを忘れて,勝ちに執着していてはいけないのです。

試合が終わったあとの観客席で,一生懸命ゴミを拾う高校生を見ました。自分の学校だけではなく,広い会場を何人もの高校生が,座席の下を覗き込みながらゴミを拾っていくのです。

私も教育に携わるものとして,こういう子どもたちを育てて行きたいと強く思いました。

2006-04-25

児童・生徒の安全を守るために

 昨年は,下校時の小学生を狙った犯罪が多く発生しました。Horryが勤務している学校がある市でも,児童・生徒の安全を守る取り組みをしています。

1.下校時,学校から出る時間を限定し,集団で下校する
 できるだけ一人で歩くことがないように,1日3回の下校時間を設け,学校から一斉に出発するようにしています。そうすることで,低学年の児童と中・高学年の児童があまり離れずに下校することができます。
 また,ウォーキングバスという下校方法も採られます。これは,方面ごとに組織した集団で,地域の人や保護者のボランティアに見守られながら帰る方式です。

2.防犯カメラを設置する
 ブラウザでコントロールできるWebカメラを使い,学校の出入り口やプールなどを24時間監視します。(もうすぐ設置が終わる予定です)画像は24時間,サーバに蓄積されるので,深夜に不審者が侵入した場合にでも,その後の捜査に役立てることができます。
 校内LANを活用するわけですが,少し悲しい使い方ですね。

 世の中には,小さい子どもを狙う不届き者が増えています。そんな時代の変化に対応するために,学校としてできることを,限られた予算の中で行うわけです。とりあえず,この二つからスタートしますが,無駄な投資だったと言われるような,平和な地域社会が戻ってくることはないのでしょうか。

2006-04-12

給食を見ていて

 商売柄,子ども達が給食を食べる様子をよく見ます。時々これでいいのかな?と思うことがあります。

1.三角食べをしない
 昔は,給食のお盆の上にある食べ物を順番に食べるように言われました。一部ではこれを三角食べとか言ったようです。昔から日本では,米飯を食べるのに一汁一菜が付きました。おかず(菜)を少量取り,一度米飯の上に乗せてから食べます。それから米飯を口に入れ,次に汁を少し飲みます。この繰り返しが三角食べですね。
 今の子は,おかずで米飯を食べる習慣がないようです。ハンバーグと米飯の場合,最初にハンバーグだけを食べてしまうのです。その後,米飯だけを食べます。ですから,こういうときには米飯はたくさん残ります。
 ところが,おかずが何であれ,炊き込みご飯や菜飯はそれ自体に味がついているので,よく食べられます。カレーやふりかけでも同じです。

2.箸の持ち方が
 米飯給食の回数が増えて,給食を箸で食べることが多くなりました。昔の先割れスプーンが懐かしいですね。箸で食べるのを見ていると,持ち方がバラバラです。フォークやスプーンの持ち方も怪しい子がいます。
 家に年寄りがいなくなったので,細かいことを言う人がいないのでしょうか。両親が働いていれば,(うちもそうですが)ゆっくり食べることはごくたまにしかありません。仕方がないのかもしれませんが,大人になったときに苦労するでしょうね。

 こういうことも,給食の時間に指導しなければならないのでしょうか。日本の正しい食事マナーを教えることも,食育の一部であるとは思います。でも,厳しく言って,食事を食べなくなっても困ります。
 食事は文化です。日本の文化を正しく理解してこそ,はじめて国際人になれるのだと思います。英語を覚えるより先に,日本式の食事の仕方くらいは覚えて欲しいと思うHorryでした。

2006-04-06

小さなお客様

 明日はいよいよ入学式です。職員室でのデスクワークに疲れて,一息入れようと外に出ました。ふと見ると,教室の窓を覗き込む小さな女の子が二人。一人が私に気づきました。こちらに二人で走ってきました。

「明日から1年生になります。よろしくお願いします。」

二人とも,体全体からワクワクしているようすがわかります。

「こちらこそ,よろしくね。」

 答えながら,疲れが吹き飛んでいくのがわかりました。どんなサプリメントよりも,子ども達の笑顔が我々教員の栄養なんですね。

 明日はどんな出会いが待っているのでしょうか。担任発表の時の,子ども達の表情が楽しみです。ブーイングでないことを祈りつつ・・・。

2006-04-05

本当の師走

 師走といえば,12月のことですね。師と呼ばれる人も走り出すほど忙しい月なのでしょうか。始業式・入学式が新年度の始まり=元日だとすれば,明日は大晦日です。我々教員にとっては,今がまさに師走状態。教師が走り回るのですから・・・。おせち料理の代わりに名簿やおたよりを作り,新年(度)を迎える準備をしています。

 今日は,5・6年生が登校して新年度の準備作業を行いました。児童用の机・椅子の移動,入学式の会場作り,校舎内外の清掃,1年生の教室の飾りつけなど,手際よく動いてくれたので,短時間で準備ができました。まさに年末の大掃除状態ですね。

 今朝は,雨は降っていたものの春らしい暖かさが感じられたのですが,どんどん気温が下がり,今は,冬の群馬名物?の赤城颪が吹き荒れています。前橋市では,桜が見ごろを迎えたというのに,この雨と風で散ってしまわないか心配です。

 うちの学校は,全てが新しいので,大きな桜の木がありません。小さな桜の小さな花が開き始めたところにこの寒さ。明後日の入学式に間に合わないのではないかと心配になります。桜の花に迎えられて校門をくぐる新入生が見たいのですが・・・。

 明日も仕事は山積です。明後日には,一学年進級した子ども達との出会いが待っています。みんな笑顔で1年のスタートを切れるよう,明日も精一杯仕事をしたいと思います。

2006-04-04

怒涛の春休みももうすぐ終わり!

 今週の金曜日(7日)から,新学期の子ども達が登校してきます。24日の修了式から始まった,ジェットコースターに乗っているような忙しい日々も,もうすぐ終わります。春休みを振り返ると・・・。

3月25日(土)D-project「春の公開研究会」(東京)
3月26日(日)情報マイスター養成研究会(小田原)
27日(月)~31日(金),学校で年度末の整理事務他
4月1日(土)学校でIP電話の設定&事務処理
4月2日(日)職員室LANの拡張工事他
4月3日(月)入学式の看板作り他
4月4日(火)職員会議

これからは・・・。
5日(水)入学式場作りや名簿作り&教科書事務の出張
6日(木)新学期準備
7日(金)始業式・入学式

これで,長く厳しい春休みが終わります。2週間ぶっ続けで仕事をするのもいいもんですよ。(^_^;)

2006-03-29

もうすぐ新学期

 もうすぐ4月。来年度が始まります。

何年生の担任になるのだろうか。子どもと同じ様にワクワクしています。

2006-03-28

小学校から英語指導

 今日の新聞もニュースも,小学校からに英語の授業を導入すると言っていますね。どうなるのでしょうか。

 今,NHKのラジオを聴いていたら,小学校への英語導入に反対する人の話が出ていました。まず,日本語をしっかり教えるべきだ。という内容でした。(フムフム)さらに,1週間に二十数時間しかない授業時間では,英語を教えることはできないと・・・。

 英語教育導入に積極的な人は,小さいときから(ネイティブスピーカーの)英語に触れることで,英語が話せる国際人になれるのではないか。という意見が多かったようです。確かに,私はBとVやLとRの聞き取りが苦手です。

 英語の発音に触れさせるのならば,NHKの「えいごリアン」を見せてもいいかもしれないですね。ある方の講演を聞いたときに,英語習得には時間がかかるというお話をされていました。赤ちゃんが初めて言葉を話すまでに1年かかるとすると,話す前に1日10時間日本語を聞くとして,生まれてから,なんと3650時間の聞き取りをしているのだということでした。産まれる前にお母さんのおなかの中でも言葉を聞いているそうですから,4~5000時間の聞き取りは軽くこなしていることになります。それで,やっと出てくる言葉が「ママ」程度です。

 さて,一週間に1時間の英語の授業だと,1年間に40回程度ですから,45分×40回=1800分=30時間ですね。このペースでは,英語を話すまでに150年かかってしまいます。中学校以上では授業時間数が増えるので,100年もかかることはないでしょうが,それでも日本語に比べて圧倒的に時間が足りません。学校の授業だけで英語が話せるようになるには,相当な努力が必要でしょう。

 ちなみにHorryは,中学校,高等学校,大学と英語を習ったわけですが,まともに英会話をすることができません。しかし,たった3年間の海外勤務でイタリア語の基本会話くらいは習得することができました。(文法はめちゃくちゃですが)ちなみに,イタリアでは,いわゆる観光客対象のブランド店以外では,ほとんど英語が通じません。毎日緊張感の中で話をする経験,自分の意思を伝える手段としての言葉は,伝えようという意思がなければ習得は難しいと思います。

 Horryの海外勤務経験から言えることは,外国のことを知りたければ,まず日本のことを知れ!ということです。日本の文化,歴史,宗教観,そんなものもしらないのに,外国のことが十分に理解できるはずはありません。また,言葉を超えたコミュニケーションが取れるような,人間的な表現力(こんな言葉はないけど)が必要だと思います。「伝えたい!」という気持ちがあれば,人間は何とか工夫できるものだと思いますから。

 いずれにしろ,学習指導要領に書かれたら,我々は指導しなければなりません。「読み・書き・計算・コンピュータ」に英語まで加わるのですから,教材研究に気合いを入れなければ!


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