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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-09-12

運動会と著作権・肖像権

 今度の土曜日が,Horryの勤務校の運動会です。運動会について少し考えてみました。

 運動会と言えば,ビデオカメラの活躍の場ですね。たくさんの保護者の皆さんがビデオカメラを構えている姿を見ることができます。

 さて,微笑ましいビデオ撮影の風景ですが,法律的には厳しいものがあるのではないでしょうか。

 まず,著作権についてです。運動会にはBGMがつき物です。学校はCDを購入し,教育活動として音楽を放送するわけです。運動会は授業の一環として認められますので,この行為には問題がありません。(CDの曲を編集したり,録音したりすれば話は別ですが・・・。)しかし,保護者の皆さんがビデオに録画する場合,当然その音楽も録音されてしまいますよね。つまり,大量の複製物(コピー)ができるわけです。
 このビデオを家庭内で視聴する分には,限りなく黒に近いグレーではありますが,法的問題にはならないでしょう。では,このビデオを子どもの友だちの家に貸したら・・・。なんて考えると,ちょっと心配になってしまいます。

 次に,肖像権の問題です。保護者の皆さんがご自分のお子さんを撮影するのは問題ありませんが,一緒に写ってしまう友達はどうなるのでしょうか。これも,家庭内で楽しむのならば,グレーで済むでしょう。しかし,ホームページで公開したり,メールに添付して送ったりしたら・・・。

 運動会の会場には,見知らぬ大人がたくさんいます。不純な目的でカメラを持ち込む輩もいるようです。これを防ぐには,地域のコミュニティを強力なものにしていかなければなりません。近所の人の顔くらいは覚えておくべきでしょう。そして,知らない人には声をかける。こんなことができる地域には,変な考えを持っている人は近づきたくないでしょうから。

2006-08-13

教職員の個人情報取扱の手引

 前橋市教育委員会が,「教職員の個人情報取扱の手引」という本を学陽書房から出版しました。

 前橋市に勤務する教職員として,本日書店で購入してきました。1,800円+税です。

 内容は,管理職・一般の教員・養護教諭・事務職員と,それぞれの立場における個人情報の取扱について,事例を交えながら解説してあります。

 校内研修で全員に購入してもらうには,少々高価ではありますが,教育委員会が出した本としては,話題性があるようです。

 これを元に,本校の個人情報の管理状況を再検討してみたいと思っています。

2006-08-05

教員の高齢化と臨海学校

 二泊三日の臨海学校から帰ってきました。今回の引率者の中で,男性は全員40歳以上でした。これって,大きな問題ですよね。

 臨海学校では,児童の指導はもちろんのこと,キャンプファイヤーの設営やスイカ割り用のスイカの運搬など,力仕事が沢山あります。まして,Horryが行った臨海学校の校舎は,砂浜から2~30mの高台にあり,急な坂道を上り下りしなければなりません。

 他の学校もそうなのですが,教員の平均年齢が上がり(若者が入ってこない),引率者の負担感は増大の一途をたどっています。

 力仕事を頼もうにも,若手がいないので,自分たちでゆっくりやるしかないのです。5年後,10年後にはどうなってしまうのでしょうか・・・。

 何はともあれ,一人のけが人も病人も出さずに,行って来られたので,大成功だったと思います。明日は「メディつき」!今夜は早く寝よう!

2006-07-28

夏休みの期間

 Horryが勤務している学校では,7月21日から8月24日が夏季休業日です。以前は,8月31日まであったのですが,授業時間を確保するために休みが一週間短くなりました。

 私は,同じ一週間短くするのなら,7月を短くしてほしいと思いました。(実際は,中体連の試合日程等もあり,不可能なのでしょうけど・・・)

 なぜかというと・・・。

 8月中旬のお盆の時期は,学校の行事も出張もない期間で,教員も子どもも「休みだなあ。」と実感できる期間だと思うのです。今の休みの取り方だと,お盆があけてから学校が始まるまでの期間が短いのです。休みに慣れ切った体を,いきなり学校モードに切り替えなくてはならないのです。

 9月1日が始業式ならば,お盆からの期間が長くなります。夏休みが,お盆を中心にしてバランスよく配置できます。

 夏休み前期 : プールや部活動などのスポーツや1学期の復習の期間

 夏休み中期 : お盆を中心にした,リラックス期間

 夏休み後期 : 学校に戻る準備をする期間

 うちの町内では,夏休みの最初だけラジオ体操をします。もちろん,午前6時半開始です。これを,夏休みの後期にもっていくことで,規則正しい生活習慣を取り戻すのに役立ちます。

 また,極端に長い2学期を短くし,1学期を延ばすことができるので,4月の学級開き等に時間をかけることができます。最初をしっかり押さえることで,1年間お学習効果が上がるのではないかと考えます。

 夏季休暇の期間は,条例で決まっています。市議会議員さんがこのブログを見てくれているとは思えないんですけどね・・・。(-。-)y-゜゜゜

2006-07-20

福祉はどこへ?

 うちの近所に、社会福祉系の大学があります。今日の夕方、飲み会のためにバスに乗ったHorryは、がっかりしました。

 バスの中には女子大生がいっぱいいます。バスは、マイクロバスのような小さなもので、立っている人もいました。中には60歳以上と思しき男性も・・・。

 優先席にドカッと座って大声で話をしているのは、見るからに健康そうな女子大生。元気に話をしています。大学まで行って福祉を学んでいる若者が、お年寄りに席を譲れないのでしょうか。本当にがっかりです。

 大学の隣にある中高一貫校に通っている子どもは、先を争って席を譲るというのに・・・。

2006-07-13

暑い!

 最近、学校の機械類の動きが変です。暑さと湿気のためでしょうか。

1.コンピュータの電源が入らなくなった。
 朝、コンピュータの電源部が反応しなくなりました。(前日の午後かららしい)
電源ボタンを押しても、何の反応もないので、教育委員会に修理を依頼しました。
 昼、コンピュータ室の掃除を監督に行き、何気なくスイッチを押すと・・・。
なんと起動してしまうのです。直った?そんな・・・。

2.放送室の機械が使えなくなった。
 朝、情報委員(校内放送も行う)がやってきて、
「先生!音楽が流れません。」
こういう場合、職員室の緊急放送のスイッチが入っていることが多いので、確認しました。
ところが、スイッチはOFF。
 放送室にいき、いつものように放送の準備をさせ、CDの再生スイッチを押すと、音楽が3秒くらい流れたところで、「プツッ!」と音がして放送が切れてしまいました。
「こりゃだめだ。放送しなくていいから、教室に行きなさい。」
と指示して職員室に戻りました。
 2校時終了後、業間体育のBGMを流しに放送室へ。CDを入れ、スイッチON!
と、普通に音楽が流れるのです。直った?そんな・・・。

 何か変化しているものがあるとすれば、気温と湿度ですよね。かといって、仕様書に書いてある気温や湿度の範囲から逸脱しているとは思えません。

 本当に不思議な一日でした。

2006-07-12

救急救命法

 今日は、学校で夏休みのプール当番のための救急救命法講習会を受講しました。
 こんな講習会は、毎年受けています。でも、一年に一度しか体験しないものですから、すぐに忘れてしまいます。

 普段はほとんど使うことのない技術ですが、知っておいたほうがいい技術でもあります。蒸し暑い体育館で、汗だくになりながら、心臓マッサージの練習をしていました。

 最後に自動心臓除細動器(AED)のデモを見せてもらいました。最近の機械はしっかりしゃべるんですね。それにも感動!

 AEDが小学校にも配備される日は、そう遠くないことでしょう。くれぐれも自分がお世話にならないように、健康管理には気をつけたいと思います。

2006-06-21

IT's so easy !

 情報機器を授業の中でちょこっと使うシリーズを,始めます。(続かないかも・・・)

 IT(アイティー) is so easy ! ということで・・・。(^^ゞ おやじギャグです。

 先日の小学校2年生の音楽。鍵盤ハーモニカのポジション移動の指導です。ちなみにHorryは,音楽の先生のT.T.もしています。(^_^;)
「まず,親指をドのところにおいて,ここまでひくでしょ。ここからは,親指をミの所にもっていくの。」
普通だと,黒板に絵を描いたり,大き目のキーボードの絵を使ったりして説明しますよね。

 ここで,情報機器の出番です。音楽室には,プロジェクタと実物投影機もあるので,子ども達が使っている鍵盤ハーモニカと同じものを投影しました。Horryの指は太くて,子どもにはわかりにくいかな?とも思ったのですが,音楽の先生の伴奏に合わせて,実物投影機の下でポジション移動をやってみせました。

 子どもたちは,投影される私の指に注目!
(先生に弾けるのかな?)
(まちがえないかな?)
そんな心配顔が・・・。(^^ゞ

 ところが,Horryは,ミュージシャンを目指していたバンド少年だったので,そのくらいの演奏は余裕なのです。当時やっていた楽器は,音程のないドラムでしたけどね。(^_-)-☆

 「こういう道具があると,説明しやすいんですね。」

 これから,この先生は,実物投影機を利用してくれるようになるでしょう。(きっと)

 研修会でだらだら説明するより,実際の授業でちょこっと使ってみせる。百聞は一見にしかずですね。

2006-06-20

藤原和博先生の講演会

 先ほどまで,藤原和博氏の講演会を聞きに行っていました。主催は,前橋青年会議所です。

 藤原先生は,リクルートを退社して,民間から初の校長に就任したという方で,「よのなか科」の授業でマスコミでも取り上げられている,さだまさし似の元気のいい方でした。

 講演会は,ワークショップと言うか,模擬授業の形式で始まりました。有名な,ハンバーガーショップを出展する場所を探す授業です。地図から様々な情報を読み取り,人の流れを想像する必要があるので,地図だけでは,わかりにくいんですよね。

 特に印象に残ったのは,講演の最後におっしゃった,「情報処理力」と「情報編集力」の関係です。情報処理力とは,与えられた情報を瞬時に処理する力で,いわゆる学力と呼ばれるものに近い力です。情報編集力とは,複数の情報を組み合わせて,結論を導き出す力です。

 おもちゃに例えると,情報処理力はジグソーパズルのようなもの。答えは一つしかないものです。情報編集力は,レゴのようなもの。組み合わせ次第で,いろいろなものに変形させることができます。目に見える学力よりも,目には見えにくい情報編集力がこれからの成熟社会を生きていくためには必要だと・・・。

 学校に,外部からゲストティーチャーを呼ぶことを実践している方です。でも,授業の主体はあくまでも,その教科等の担任であり,ゲストティーチャーには7分以上しゃべらせるな!という意見には,心の中で爆笑していました。

2006-06-19

シャベルが使えない?

 今日,学校の子ども達と花壇に花を植えました。苗を並べておいて,一人一人に土を掘らせて,植えさせていきました。

 花壇の土は,事前に耕していたのですが,その後雨が降ったので,少し締まった感じでした。そこをシャベル(移植ごて)で掘らせたわけですが,我々がやれば1つの苗を植えるのに30秒もかからないでしょう。ところが・・・。

 しばらく待っても穴が掘れていない子が・・・。見ると,シャベルで土を削っています。う~ん,生活経験が不足しているかな?と思いました。

 私の年代が子どもの頃は,シャベルで穴を掘るのはもちろん,小刀で木を削ったり,のこぎりで木を切ったり,鉈で竹を割ったり・・・。(時々怪我はしましたけどね)鉛筆を削るのは,今でも上手だと思っています。(^_^;)

 手先を使って何かをする。これが物づくりの基本ですよね。こういう生活経験の場が失われていることは,日本の産業界にとっても,危機的状況と言えるのではないかと思います。生活科,図画工作科,総合的な学習の時間などで,少しずつ体験させていくことが大切なんですね。


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