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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006年5月

2006-05-21

インターネットつなぎ隊の総会

インターネットつなぎ隊というのは,前橋市を中心にネットデイをお手伝いするボランティア団体です。1996年に日本で最初のネットデイを行った団体です。ということで,今年は10周年。

私もそのメンバーなのですが,今日,その総会が開かれました。会計報告をしたり,昨年度の行事を振り返ったり・・・。今年も,いくつかのネットデイが計画されています。

未だに普通教室にLANが通っていない学校が残っているので,なかなかやめられそうにありません。とは言っても,はじめた時より10歳も歳を取っているわけですから,体力的にもきつくなってきました。(^_^;)

ネットデイそのものは,学校がLANを引きたいと言う願いを持ち,保護者が協力する体制を作ります。でも,ノウハウがない。そんな時に,つなぎ隊がお手伝いするわけです。最近はコーディネート中心になりつつあります。

ネットデイについては,賛否両論あるとは思いますが,学校の情報化が遅れている現状を何とかしたいと言う気持ちだけでやってきました。来週は,ある小学校の下見に行きます。ドライバーに充電しなければ・・・。

2006-05-20

ユネスコ

 今日は,群馬県ユネスコ協会連盟総会に行ってきました。皆さんは,ユネスコってご存知でしょうか。多くの方はユニセフと間違えます。ユネスコは「世界遺産」で有名な,国連の専門機関です。

 私は,D-projectの「ユネスコ世界寺子屋運動リーフレット制作プロジェクト」への参加を通して,ユネスコや世界寺子屋運動について知り,子どもたちと活動してきました。その様子を講演という形で発表しました。

 子どもたちが,働かなければならないため,学校に行けず,文字の読み書きができない子どもの存在を知り,自分たちにできる活動としてリーフレットを作り,書きそんじハガキの回収活動を行うという流れです。コンピュータでリーフレットを作る必然性が,子どもたちの学習によって生まれてくるのです。また,人に伝えるためのリーフレットを作るためには,国語力,デザイン力が必要です。子どもたちの総合的な力を高めることができる活動です。

 今年もプロジェクトに参加します。子どもたちの心を揺さぶって,達成感のある活動にしたいと思います。

2006-05-19

この時期に台風?

 5月なのに,台風1号がやってきましたね。もう温帯低気圧に変化しましたが・・・。夏の終わりから秋にかけてやってくる台風が,この時期にやってきたのはなぜでしょう。

 それは,今の気圧配置が秋と似ているからです。シベリア高気圧の勢力が弱まり,小笠原高気圧の勢力が強くなると夏になります。その反対に,シベリア高気圧の勢力が強くなり,小笠原高気圧の勢力が弱まると冬になります。そのちょうど中間,両方の高気圧の力が拮抗し,境目が日本列島の真上にやってくる時,その境目を通って台風がやってくるのです。

 台風は,あたたかい海のエネルギーを吸収して成長します。今は,冬の名残で海水温が低いため,台風はエネルギーが切れて,温帯低気圧になってしまったわけです。それにしても,この時期に台風だなんて・・・。地球がおかしくなっているんでしょうね。

2006-05-18

ITの導入で仕事は楽になったのか

 私は,小学校に勤務しています。学校現場にIT機器が導入されて,仕事は楽になったのでしょうか。

例1:印刷機
 昔は,ガリ板と呼ばれる印刷でした。それからボールペン原紙という革命的な製品が開発されました。私が就職した昭和60年当時は,シンクロファックスという機械が全盛期でした。これは,回転式の筒にセットされた普通紙の原稿を読み取り,それにシンクロして原紙に細かい穴を開けていく機械です。穴を開けた原紙を輪転機にセットして印刷しました。原紙を1枚作るのに10分前後かかりました。
 今は,コピー機のようなガラス面に原稿を載せ,製版スイッチを押せば,1分もたたないうちに印刷が始められます。

例2:コピー機
 私が大学生の時のコピーは,青焼きが主流でした。トナー式のものはとても高価でした。今は,コンビニなどでも白黒なら1枚10円でコピーできますね。また,拡大コピー機を使うと,A4版の原稿を模造紙サイズ?(A0版)まで拡大してコピーすることができます。これを使って教材を作る人が増えました。
 スキャナとプロジェクタを組み合わせれば,もっと手軽にフルカラーの教材提示ができるようになりました。

例3:校内LANの整備
 スタンドアロンが基本だったPCが,ネットワークで結ばれ,1台のプリンタを共有できた時には,ものすごい!と思いました。それまでは,プリンタを1台ずつ用意するか,プリンタの接続されているPCにフロッピー(最近見ませんね)でデータを持っていって印刷していました。
 今は,教員専用のサーバが用意され,毎年恒例の書類はほとんど苦労しないで作れる環境が整っています。

 さて,仕事にかかる時間は,ものすごく短縮されたはずです。でも,今のほうが忙しいのはなぜでしょう。忙しくなった原因の一つが,そのIT環境なのです。昔は,書類が教育委員会に行って帰ってくるまでに1週間くらいかかりました。今は,メールで一瞬です。教育委員会からの通知や調査の書類も,印刷して各学校に配布する必要がなく,グループウエアで瞬時に市内全校に届くことになります。

 ITは仕事を楽にする。仕事にかかる時間を短縮する。空いた時間で子どもとしっかり向き合おう!というのは,儚い夢だったのでしょうか。夢じゃない!と主張したいHorryでした。

2006-05-17

だんべえ

 前橋市には,「だんべえ踊り」という踊りがあります。昔の前橋音頭(?)をリニューアルして,サンバのリズムをフィーチャーした,元気のいい踊りです。「前橋まつり」では,たくさんのチームが参加し,メインストリートが巨大なステージになるほどです。

 なぜ,「だんべえ」かというと,曲の中に「そうだんべえ,そうだんべえ」という掛け声が入るからなのでしょう。あまり品がいいとはいえませんね。(^_^;)

 では,その「だんべえ」とは,何なのか。会話の中では,主に「だんべぇ」という形で使われます。
「このラーメン,うまいだんべぇ。」
「明日は木曜日だんべぇ。」
英語で言うと,"isn't it?"という感じですかね。「そうでしょう」「そうだろう」という意味ですね。

 群馬県全域で「だんべぇ」が使われるかと言うと,そんなことはありません。Horryのふるさと(群馬県北部)では,「だっぺ」となります。
「このラーメン,うんまいっぺ。」
「明日は木曜日だっぺ。」
何となく茨城弁ぽくなりますね。

 群馬弁は,標準語に近いんべ。全くなまってねぇやぃね。

2006-05-16

小学校の英語は担任が?

3月28日に「小学校からの英語教育」を書きましたが,今夜のNHK「クローズアップ現代」で取り上げられていました。早ければ2年後に導入だとか・・・。(^_^;)

小学校5・6年生に週1時間(45分間),総合的な学習の時間を使って,聞く・話す活動を,担任主導で指導する・・・。さらに,成績はつけない!!!そんなことで,英語が話せるようになるとは思えません。

今から英語の教員を急に採用するわけにもいかないので,担任+ALTという授業形態が多くなるのでしょう。はっきり言って,私の発音はいい加減です。(^_^;) 特に,BとV,LとRの発音は,意識すればできますが,聞き取ることはほとんど不可能です。

小学生に必要なのは,コミュニケーション能力を高めることだと割り切って,ボディランゲージも含めて「何とかして伝えよう!」「何とかして理解しよう!」という経験をさせるのもいいのかもしれません。NHKに出ていた解説者は,「担任の先生が苦労している姿を見せるのも教育だ。」というようなことを言っていましたが,プライドの高い方が多いこの世界。そんなことができるのでしょうか。

とりあえず,通勤の車中で「基礎英語」や「英会話入門」を聞き続けているのですが,進歩している実感はありません。やっぱり,英語は難しいな~。

2006-05-15

リンク集その後

 昨日は,アプリケーションソフトを使ったリンク集について書きました。

 今日は,学校のWebスペースでCGIを動かす練習として,登録型のリンク集を作ってみました。フリーのCCIソースを使って,カテゴリ別にツリー表示できるものをアップしました。学校のWebページなので,不適切なリンクが作られないように,管理者のパスワードを設定し,管理者だけが登録できるようにしました。

 これは,使えるページを見つけたときに,とりあえず登録しておくのに便利かなと思います。先生方にパスワードを教えて,登録方法を覚えていただけば,どんどん成長させることができますから・・・。また,リンク集のメンテナンスもブラウザ上から簡単にできるので,使えるものに育てることができるかもしれません。

 アプリケーションとCGI。それぞれ,短所と長所を持っていると思います。いろいろな表現方法から,その場,その時に応じた方法を選択できる。先生方の情報リテラシーも高まりそうです。

2006-05-14

リンク集の作り方

学校では,調べ学習にコンピュータを使うことがあります。以前は,何でもかんでもインターネットで調べよう!?なんていう授業もあったようですが,今は,図書資料とうまく組み合わせて使っている人が目立ちます。

授業で調べさせるときには,検索エンジンで検索することは,あまりお勧めできません。膨大なページの中から,必要なデータを探し出すのに時間がかかりすぎるのです。そこで,リンク集の使用をお勧めしています。

リンク集を作るのには,HTMLで記述するのが一般的ですが,CGIを使って簡単に追加する方法もあります。これらの方法では,リンクするページが増えたときに,管理するのが大変であるということです。Webページ自体は,どんどん生まれ,消滅しているのですから。

今,リンク集として先生方にお勧めしているのが,ワープロソフトで作るものです。授業に必要なページだけを打ち込んだ簡単な文書を作ります。ワープロソフト(表計算ソフトでもいいのですが)には,ハイパーリンクを使える機能もあるので,その文書を開いてURLをクリックすれば,目的のページを開かせることができると言うわけです。

これならば,教材研究しながら,その授業のためだけのリンク集が簡単に作れるので,管理も楽々です。それに,いちいち目的のページの管理者にメールを送ったりする必要もないわけです。

手抜きかもしれませんが,使える方法だと思います。

2006-05-13

ロータリー式の交差点

 イタリアに滞在していた時に,自動車に乗ることがありました。

 右側通行であることは知っていましたが,ローマの人々の運転マナーの悪さは・・・。(^_^;)信号待ちする自動車は,車線に関係なく割り込んできます。しかも,早い者勝ち!イタリア人に言わせると,
「ぶつかった時に,10cmでも前にいた方が有利だ。」
ということになるのだそうです。
「人間の目は前についているから,後ろを見るのは難しい。だから,後ろにいる車がしっかり確認するべきだ。」

 さて,普通の交差点の他に交差点がロータリーになっていることもあります。放射状にいくつかの道路が交わっているところの真ん中に,円形の緑地のようなものを置いてロータリーを作るのです。周りの道から入ってきた車は,そのロータリーを回りながら,自分の進む道を目指すのです。

 ロータリーの中は一方通行です。また,右側通行ですから左折禁止です。ロータリーに行きついた車は,全て右折し,ロータリーを左回りに回りながら,行きたい道のところで右折して出て行くのです。こうすれば,信号待ちはしなくても大丈夫です。

 しかし,歩行者にとっては地獄ですね。車が途切れなければ渡れません。また,曲がるところの目印をしっかり覚えておかないと,グルグル回って元の位置!なんていうこともあります。(また回ればいいんですけど・・・)

2006-05-12

知識と知恵

 学校教育がゆとりから基礎・基本の徹底へと変わったと言われます。今まで,いつの時代にも,基礎・基本は徹底して指導してきているのですが,改めてクローズアップされてきました。

 その背景には,子どもたち一人一人の学力の差が大きくなった,ということが挙げられると思います。家庭用ゲーム機の普及により,家庭学習の時間に大きな差が出てきているのです。また,テレビやゲーム等によって夜更かしするようになった子ども達は,十分な睡眠時間を確保できずに,すっきりしない頭で学校に通っているという現実もあります。

 また,基礎・基本を徹底するために,総合的な学習の時間を削減しようという動きもあります。総合の時間を,他の教科の習熟に充てる学校も出てきているようです。

 私は,教科の学習で身につける基礎的・基本的なことがらは「知識」だと思うのです。そして,教科等の学習で身につけた「知識」を,生活に生かすレベルまで高めた時,「知恵」と呼ばれるようになるのです。「知識」を「知恵」にまで高めるための時間が「総合的な学習の時間」なのではないでしょうか。

 教科等の学習で,基礎的・基本的事項を身につけたあとは,いきてはたらく力にまで高めることが大切なのです。計算練習,漢字練習を十分に行い,力を身につけた子ども達は,考える余裕を持つことができるのです。考えることによって「知識」は「知恵」へと変化していくのです。

 人間として,社会で生きていくためには,「知恵」が大切です。今の時代,機械の力を借りれば「知識」はすぐに手に入ります。子どもの今の姿ばかりに目を奪われないで,10年後,20年後の姿を思い描いて,学習指導に当たる余裕が欲しいと思っている今日この頃です。


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