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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006年2月

2006-02-17

Excelで遊んでます4

 何だかシリーズ化してきてしまいました。(^_^;)今回は,春分の日,秋分の日をどうするかということです。

 まず,春分・秋分というのは,「太陽が赤道上を通る日」「太陽が真東から上って真西に沈む日」「昼と夜の長さが同じ日」ですね。地球の自転,公転は数学的にきっちりした回転ではなく,人類の考える数値体系では,いまいちすっきりしないものです。ですから,太陽と地球の位置関係で決まる春分・秋分は年によって移動します。

 さて,年によって移動する日をシート上で自動入力するためには,どうすればいいのか。偶然見つけたサイトが解決してくれました。そのサイトは,「AddinBox」と言います。その中の「祝日について」の中段に「春分日/秋分日の算出法」という記事がありました。そこに出ている数式を参考にして,関数を作ってみることにしました。

 まず,上記サイトに出ていた式を使って春分/秋分の日を算出します。行事予定表としては,3月(春分)と9月(秋分)の日付を参照して,同じ数字だった場合に「春分の日」や「秋分の日」というテキストを挿入することにしました。

 それを関数の式で表すと,=IF(M26=INT(23.2488+0.242194*($B$1-1980)-INT(($B$1-1980)/4)),"秋分の日","") となります。これが正しければ,あと数十年の秋分の日は22日か23日ということになります。しかし,本当の春分日/秋分日は官報に公示されて初めて決まる日だそうです。ですから,変わってしまうこともあります。

 とりあえず,22日前後の数日にコピーしておけば大丈夫でしょう。と思ったら,敬老の日がハッピーマンデーなんですね。一番遅い敬老の日は21日という可能性があります。一つのセルに二つの式を入れることはできないので,どうしようかと思ったのですが,秋分の日が21日になることはないようなので,何とかクリアできました。

 AddinBox さんの中に書いてあったのですが,2009年9月には,おもしろい現象が現れるのだそうです。2009年の秋分の日は23日(水)です。なんと敬老の日は21日(月)ということになります。祝日法では,祝日と祝日に挟まれた日は休日とすることになっていますね。(だから5月4日は休みです:来年からはみどりの日で祝日?)というわけで,学校では,19日(土),20日(日),21日(月),22日(火),23日(水)という5連休が出現します。やっぱり運動会は19日に実施でしょうね。こんなに休んだら練習したことをみんな忘れられてしまうし・・・。

 次々と出てくる課題の中で,2月29日の処理をどうするか。これが次回のテーマです。

2006-02-16

Excelで遊んでます3

 行事予定表の土日に網掛けをすることができるようになりました。でも,祝日はまだですね。ここだけ手入力というのは情けない。というわけで,今回は祝日を自動入力する関数(なんていえるほどモノもではないが)です。

 祝日は,「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によって定められています。Horryが子どもの頃は移動する祝日は春分の日と秋分の日だけでした。しかし,ハッピーマンデーのおかげで,移動する祝日が増えてしまいました。今回は,これが問題になります。移動しない祝日は,テキストを入れて,セルに網掛けしておけばいいのです。これは簡単。でも,移動してしまう休日はどうすればいいのでしょうか。そのHorry流解決方法。

 例えば「成人の日」は,「1月の第2月曜日」と定められています。だから,第2月曜をさがして,その右隣のセルに「成人の日」とテキストを表示し,セルに網掛けをすればいいのです。

 第2月曜の見つけ方は,単純な方法をとりました。第2月曜というのは,8日から14日までの間にだけ出現します。この期間の曜日のセルの値が2(月曜を表す)だったら,行事予定のセルに「成人の日」と入力すればいいのです。ですから,8日のセル(Y12)に =IF(X12=2,"成人の日","") と入力しました。これを14日までコピーすればOKです。

 セルの網掛けは,条件付き書式を使います。条件付き書式で指定できる第3の条件に,「セルの値が」「成人の日」のとき「網掛けする」ようにすればいいのです。

 こうして,ハッピーマンデーには対応できました。ところが,この方法には大きな欠点があります。例えば,来年の成人の日は8日ですが,9日に「始業式」と入力してしまうと,そのセルの関数が消えてしまうのです。来年度以降,このブックを修正して使おうとすると,文字を入力したセルの関数は消えてしまっているのです。やはり関数だけでは無理があるようですね。

 さらに,移動しない祝日が日曜日になった場合に,月曜日が休みになる処理も必要ですね。移動しない祝日の次の日のセルにも,ちょっとした細工が必要ですね。

 2009年の9月には,敬老の日が21日(月),秋分の日が23日(水)となる予定です。そうすると,祝日にはさまれた日は休日になるという規程があるので,22日(火)も休日になります。ここの処理が難しい!こうなったらVBAを使わなくてはできないでしょうね。

 次回は,勝手気ままに?移動する祝日「春分の日」「秋分の日」の処理について書こうと思います。

2006-02-15

Excelで遊んでます

 今回は,「条件付き書式」を使ってセルに色をつけたり網掛けをしたりする方法です。
 年間行事予定表の「曜日」が自動で設定されたので,それを参照して土日ならセルに薄い赤色で網掛けするようにしましょう。

 D5のセルに曜日(シリアル値)が入っていて,E5のセルに色をつけたい時

  1. 条件付き書式を設定したいセルを選択(とりあえず一つ)
  2. 「書式」→「条件付き書式」を選択
  3. 「条件1」のところが,「セルの値が」になっているので,「数式が」に変更
  4. 右のテキストボックスに =D5=7 と入力(7は土曜日を表します)
  5. 「書式」ボタンを押して,「パターン」のタブから色とパターンを選択→「OK」
  6. 「追加」ボタンをクリック(次は日曜日の分)
  7. 「条件2」も「数式が」に変更
  8. 今度の式は, =D5=1 (1は日曜日)
  9. 「書式」をそろえる
  10. 「OK」をクリック
  11. E5セルの上で右クリック→「コピー」
  12. 貼り付けたいセルの範囲を指定(次の月まで行く時には,Ctrlキーを押しながらドラッグです)
  13. 選択した範囲の上で右クリック→「形式を選択して貼り付け」→「書式」を選択→「OK」

 これで,土曜日と日曜日に自動的に網掛けがつきます。(本当は斜線を引きたかったのですが,条件付き書式だけでは無理みたいで・・・)

 だんだんそれらしくなってきました。あとは,祝日の処理ですね。「条件付き書式」が指定できるのは3つの条件だけ。残りの一つをどう使うのか。ちょっと工夫が必要です。

2006-02-14

Excelで遊んでます

 学校で使う年間行事予定表は,いろいろな人が作って公開している。「こんなのを作ってみたい!」と思ったのだが,VBAとかマクロとかはHorryには難しすぎてよくわからない。関数中心でどの程度できるのか!?限界に挑戦しつつ,楽しみながら作っている。

 まず,年間の枠を作成。これは簡単!さらに,月,日を入力(これは変わらないから)。

 さて,第一の関門は,曜日である。B1のセルに年度(西暦)を入れると,曜日が自動的に変わるようにしたいのだ。そこで,WEEKDAY関数を使うことにした。この関数に日付のシリアル値を入れれば,曜日を表すシリアル値を返してくれるのである。さて,日付のシリアル値はどうするかというと,DATE関数を使う。この関数は,「年」「月」「日」を指定すれば日付のシリアル値を返してくれるものである。

 「年」はB1を$付きで指定すればいい。「月」はどうしよう?予定表の「4月」「5月」・・・は文字列だし・・・。そこで,2行目に4,5,6・・・と数値を記入した。これは,「月」を参照するためだけのものなので,式を入れたら非表示にする。あとは,「日」を指定すれば出来上がり!

 入力した式は,=WEEKDAY(DATE($B$1,B$2,A4),1) 
※B5のセルに曜日を表示させる時の例
※B1には2006(年),B2には4(月),A4には1(日)が入っている。

 簡単じゃん!と思ったら,セルに表示されたのは数字の「7」。「土」と表示されるはずなのに・・・。これは,曜日そのものを数字で表現しているからなのだ。そこで,セルの書式設定!「表示形式は・・・。」「曜日の数値を文字列に変えるには・・・。」わからん。早速Web検索!すると,何とか解決できた。

 「セルの書式設定」→「表示形式」→「分類」を「ユーザー定義」にして,「種類」を「aaa」とすればOK!これで曜日は解決!

 というわけにもいかなかった。2006年度は3月まである。3学期の1月~3月は,2006年度でありながら2007年なのである。仕方がないので,「年」のところを,$B$1+1と書き換えて対応することにした。けっこう力技だが,動作に問題がないのでよしとしよう。

 次回は,「条件付書式」で土日や祝日のセルに色をつける方法かな?

2006-02-12

謎の割引

 携帯電話のauが最近始めた割引サービスが「マイ割」。最大半額。これで,「家族割」(最大半額)と併せてより多くのユーザーが恩恵を受けられるようになった。しかし・・・。家族での割引と,個人の割引があるんだから,全員割引なのではないだろうか。全員に割引サービスをするのなら,基本料金を引き下げればいいではないか。

 以前,もともとの価格より高い標準価格を設定しておいて,割引率を声高に訴える広告が問題になった。当たり前である。例えば定価1万円の商品に2万円という値札をつけ,「半額セールで1万円になります。」と商売である。会社名は忘れたが,そんな事件があったような気がする。

 そろそろ携帯各社も「割引合戦」をやめて,基本料金の引き下げを考えていただけないだろうか。もはや固定電話を超える台数が使われている携帯電話であるから,設備投資は回収できているのではないか。固定電話のような電話線は要らないし,アンテナはほとんど設置済みのはずである。設備投資にかかるコストが回収できれば,あとは保守のための費用と人件費なのである。

 携帯電話のアンテナも,キャリアごとに林立しているが,これを一緒に使えばもっとコストは下げられるはずだ。例えば,携帯電話を全て衛星方式に切り替えたとする。通信衛星の価格はよくわからないけど一つ千億円くらいでできるのではないか。日本で出回っている携帯電話が一千万台とすると,一台あたりのコストは一万円である。衛星の耐用年数を10年と見積もっても,携帯電話一台あたり毎年千円負担すれば衛星一台を打ち上げることができる。衛星を6台打ち上げたとして,携帯電話1台あたりのコストは年間6千円。月に直すと500円である。あとは,衛星の維持費と通信を維持するための人件費が必要であるから,月々2,000円払ったら使い放題!というのは無理な話なのだろうか。これでも衛星以外に年間9,000億円が手に入るわけだから,人件費と維持管理費と会社の利益が出せるのではないか。

 携帯市場はもうすぐ飽和するだろう。キャリアごとにシェアを競い合う中で価格が下がるのは大歓迎である。しかし,キャリア同士が張り合うことでコストがかさむのは願い下げである。特に,わかりにくいパケット代については,素人でもわかるように改善していただきたい。

2006-02-11

トリノオリンピック開会式

 早朝からトリノオリンピックの開会式を見た。時間にルーズだと言われるイタリア人だが,北イタリアの人は特にしっかりしていて,計算されつくした舞台演出であった。

 勝利の門(?)を作るあたり,凱旋門を作りまくったローマ帝国の流れを受け継いでいるだけのことはある。選手の入場も,懐かしい曲(誰にとってだか不明だが)に乗って,「イタリアだよね?」と思わせる演出であった。

 アトラクションも,平和の象徴(サンピエトロ大聖堂のシンボル?)の鳩を人間が作ったり,オノ・ヨーコが登場したり・・・。Ferrariの登場には思わず拍手してしまった。最後をパバロッティで閉める演出も素晴らしかったし・・・。

 ただ一つ残念なのは,選手入場の後半に流れた「Young Man」である。ビレッジ・ピープルの曲である。カトリックの総本山であるバチカン市国を抱えるイタリアには,キリスト教徒が多い。この曲には,参加した西欧諸国の選手も含めて,大いに盛り上がった。しかし,イスラム教の預言者の漫画で大きな騒ぎになっている時に,キリスト教徒限定の曲を流すのはいかがなものか。

 YMCAとは,「財団法人 日本YMCA同盟」のホームページによると,Young Men's Christian Associationの頭文字を並べたものである。日本語では「キリスト教青年会」と言うらしい。「Young Man」というのは,若きキリスト教徒に向けた歌なのである。八百万の神のいる日本人には理解できにくいことだが,外国では宗教は大変大きな影響力を持っているのである。(表面上何もなかったように流れていたが・・・)

 オリンピックは平和の祭典である。オリンピック期間中だけでなく,これから先も,世界中の国々が,戦争のない平和な暮らしができるようになるといいと思う。

2006-02-10

トリノ五輪開幕

 まもなく,トリノの冬季オリンピックの開会式が始まる。日本選手団の活躍が期待される。

 トリノという都市は,イタリア北部にある工業都市である。イタリア北部は工業が盛んであると共に,ポー川流域の肥沃な平野では,米作りが盛んである。それに対して,イタリア南部は工業はあまり盛んではなく,土地がよくないので穀物は小麦栽培が中心である。だから,小麦を原料としたパスタやピッツァの文化が発達したのである。日本でも,肥沃な土地では米作りが盛んであるのに対して,山間部のやせた土地が多い地域では,うどんや蕎麦が名物だったりする。

 トリノの名前を聞いてHorryが思い出すのは,FIAT(フィアット)である。あのルパン三世が乗っていたFIAT500(チンクエチェント)は知っている人が多いと思う。また,FerrariのF1マシンにもFIATのロゴが書かれている。FerrariはFIATグループの一企業なのである。Lanciaも,Alfa-Romeoも,Lamborghiniも・・・。

 FIATの「T」は,トリノの「T」である。それは,フィアット(FIAT)のホームページにも書かれている。Fabbrica(工場) Italiana(イタリアの) Automobili(自動車) Torino(トリノ)の頭文字を並べたのがFIATなのだ。日本語に訳すと,「トリノにあるイタリアの自動車工場」とでもなるのだろうか。イタリアの工場だから,国営と訳したら間違いなのだろうか・・・。

 日本にも自動車工場の名前をとった市や町がある。TOYOTAの豊田市,富士重工業があるのは群馬県太田市スバル町。FIATの場合,トリノの工場ということで,町の名前を最初から社名に入れている点がおもしろい。

 そういえば,トリノの道場には,小手抜き面のうまい選手がいたな~。

2006-02-09

情報教育って・・・

 年度末を迎えて,来年度の計画作りが始まる。情報教育主任であるHorryは,情報教育の計画を立てるわけだが,これがなかなか難しい。参考にしようと他の学校の計画を検索すると,多くの学校では,「デジタルカメラで撮影することができる」「ローマ字入力ができる」など,情報機器の使い方指導の計画になっているのである。

情報教育の目標は,以下の3つである。

1.情報活用の実践力
 課題や目的に応じて,様々な情報手段を適切に活用して,必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造できる力。また,受け手のことを考えた発信・伝達ができる力(伝え合う力)も含まれる。

2.情報の科学的な理解
 情報活用を深めるために,情報が流れる仕組みや方法を理解すること。

3.情報社会に参画する態度
 インターネットなどの良い部分と悪い部分を正しく認識し,情報社会に参画する望ましいモラルや態度を養うこと。

 つまり,コンピュータに文字が入力できたり,インターネットで情報検索できたり,プレゼンテーションソフトでプレゼンできたりすることは,1の情報活用の実践力のごく一部でしかないのである。

 それよりも,現行の学習指導要領で特に重視されてきた(伝え合う力)にも重点をおきたいのだ。今の子ども達は,コミュニケーションのとり方がうまくない子が多い。自分の考えがうまく表現できず,思っていることが伝わらない。受け手も積極的にわかってやろうとしないため,けんかが起こったりする。けんかができるうちは,まだましであるが・・・。

 話を情報教育の年間指導計画に戻すと,できるだけ多くの教科指導の中に,情報教育的な考えを入れていく必要があると思う。そこで,各教科等の年間指導計画から情報教育に関連する部分を抜き出すことから始めようと思う。その結果を元に,情報教育全体計画を見直し,各教科等の年間指導計画の中に情報教育に関連するという印でもつけてもらおうと思っている。

 公開できるようなものができたら,ここにアップしようと思うのだが,無理かもしれないな・・・。

2006-02-08

教育の情報化強化月間

 2005年度も終わろうとしている。e-Japanで計画された教育の情報化の進展が間に合いそうもないので,文部科学省は

e-Japan戦略の目標達成に向けて
-教育の情報化の推進のためのアクションプラン-

を策定し,3月を教育の情報化強化月間とすることにした。

 全ての教室から高速回線でインターネットに接続する。普通教室に2台のコンピュータを配置する等,インフラ整備の遅れを何とかしようということらしい。お金のない自治体は,ネットデイでもやって校内LANを整備しようということらしい。

 Horryは,学校のLAN回線をネットデイで設置する手伝いをするボランティア団体に所属している。ネットデイとは,学校の職員,保護者そしてボランティアが協力して学校のLANを設置する活動である。LANの設計をはじめ,資材の準備,参加者の募集等の準備は,ノウハウを持っている私たちでも大変である。今までネットデイをしたことのない自治体で3月末までにネットデイをしようと思ったら,今から計画してもギリギリであろう。

 さて,教員であるHorryは,「全ての教員が情報機器を使って授業をすることができる」という「教育の情報化」の目標の一つを達成するために,校内の「教育の情報化強化月間」を実施しようと思う。年度末の忙しい中であるが,できるだけ多くの人が参加できる時間をみつけて,授業でのIT活用についての研修会を開くのである。目標は,『3月末までに最低1回は情報機器を使った授業をしよう!』とでもしようか。

 全ての普通教室にプロジェクタ・コンピュータ・ビデオ+DVDが内蔵された教卓が設置されているのだから,使わない手はない!情報機器は最初は難しく感じるかもしれないが,慣れれば授業を助ける強力なツールとなる。さて,研修の計画を立てて,テキストの準備を始めなければ・・・。

2006-02-07

「いかのおすし」

 子ども達を不審者から守るために考え出されたのが,「いかのおすし」である。初めて聞いたときには,「わさびをたっぷり入れた『烏賊の寿司』を不審者に食べさせるのか?」と,くだらないボケを考えてしまった。

 「いかのおすし」とは,避難訓練のときの「おかし(も)」「おはし(も)」と同じ様に,キーとなる言葉の頭文字(?)を並べたものなのだ。一つ一つ見ていこう。

  1. (知らない人について)いかない
  2. (知らない人の車に)らない
  3. (不審者に遭ったら)おごえをだす
  4. (不審者に遭ったら)ぐに逃げる
  5. (大人に)らせる

 「行かない」「乗らない」「大声を出す」「すぐ逃げる」「知らせる」の先頭の文字を使って作られたのが「いかのおすし」というわけだ。

 小学校低学年の子ども達には「いかのおすし」は難しいだろう。本当に怖い目にあったときに,大声も出せず立ちすくんでしまったり,すぐに逃げても追いつかれてしまったり・・・。

 子ども達に危険に対する意識を持たせることは,とても大切だと思う。しかし,善意であいさつした近所のおじいさんが不審者として通報されたり,生徒指導のために学校の近くに立って登校の様子を見守っていた中学校の先生が通報されてしまったり・・・。

 何事も行き過ぎてはいけないのである。まず,地域の大人がコミュニケーションをとろう。大人同士が顔見知りになり,大人と一緒にいる子ども達も大人の顔を覚える。地域の住民が仲良くなることで,他地域から来た不審者は浮き上がるのではないだろうか。地域のコミュニティーが復活することで防げる犯罪もあるはずである。(同じマンションの住人が犯人だったという事件もあったけど・・・)


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