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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2007-05-04

高校野球・・・

 高校野球の特待制度が問題になっていますね。

 優秀な(学業でも運動でも)生徒を入学させて,知名度や実績をアップさせようとするのは,私学なら当然です。学校運営を生業としているのですから,多くの生徒を集める必要があります。
「うちの学校から,有名大学に何人行っていますよ。うちの学校は,インターハイで活躍してますよ。甲子園に行きましたよ。ですからうちに来てください。」
というわけです。

 学校にとって都合のよい生徒を,お金を出してでも確保したい。というのが今の特待制度なのではないでしょうか。事実,我が家の子どもたちが受験した私学の特待(学業ですが)は,成績によって特待ランクが決められます。入学金&授業料免除(1年間),入学金免除,免除なし,という具合にランク付けされます。

 スポーツの場合はどうでしょう。うちの息子にも,いくつかの学校から声がかかりましたが,公立が目標だったので,詳しい話は聞いていません。授業料くらい免除になったのでしょうか。

 野球以外は,特待制度を認めています。優秀な選手を発掘して育てることができるからです。野球がどうして認めないのか。

 それは,甲子園球児というイメージが強いからです。日焼けした坊主頭で,青春の全てをかけて白球を追いかける姿に,日本国民の大部分の人が,さわやかさ,ひたむきさという幻影を見ているのです。

 選手の中には,プロのスカウトの目に留まりたくてがんばっている者もいるでしょう。野球以外で不祥事を起こしている者もいるでしょう。そんなのは,当たり前なのです。それに対して目くじらを立て,処分しながら「さわやかでクリーン」なイメージを維持しようとしているのです。

 ただ,だいぶ陰りは見えてきたものの,野球が未だに日本の国民的スポーツであり,甲子園大会だけは全試合を生中継するという特別サービスが続いている限り,高野連が反省することなどないんでしょうね。

2007-03-26

能登半島地震

 昨日の朝,NHKの日曜討論を見ていたら,突然画面が津波注意報に変わりました。以前,何度か北海道に警報が出たときに比べて範囲が狭く,能登半島のところだけが黄色くなっています。
「範囲が狭いから震源が近いな。注意報だからそれほど大きな地震じゃないだろうな。」
と思ったのが大間違い。次第に明らかになる被害の大きさにびっくりしました。

 いすに座ってコーヒーを飲みながらテレビを見ていたHorryは,震度2といわれる揺れに気づきませんでした。中越地震の時は幕張にいて,長周期の揺れに驚きましたが,今回は何も感じませんでした。

 鳥居が倒れたり,家屋が倒壊していたりしている映像は,地震の恐ろしさを物語っていました。残念ながらお一人の方が亡くなってしまいましたが,あれだけの被害を見ると,もっとたくさんの方が・・・。と心配になりました。

 テレビの力は偉大ですね。点在する被害をつなぎ合わせることによって,町全体が壊滅してしまったような印象さえ与えられるのですから。これも「メディつき」かもしれません。実際に見てみないと,本当のことはわからないんでしょうね。

2007-03-08

校務の情報化

 Horryが勤務する市でも,校務の情報化が少しずつ進んできています。

 まず,校内でグループウェアが使えるようになりました。まだ,掲示板や回覧板程度の活用しかできていませんが,施設の予約や個人の予定表などの機能も搭載されています。

 また,電話連絡網に代わる保護者への連絡手段として,メールを活用し始めました。本校では,80%以上の保護者の方が登録し,これから活用が始まるところです。

 さらに,出席簿を印刷するシステムや時数管理,成績処理でもコンピュータが活用されてきています。それに使うソフト(?)は,Excel+VBAやマクロで作られています。

 また,一人一人の教員が作った教材(デジタルなもの)の共有システムもできました。市内で共有すれば,作成にかかる時間が節約できますね。

 校務の情報化によって,問題になっている教員の多忙感が減少し,児童・生徒と触れ合う時間が生み出せれば,いじめなどの問題も少なくなっていく効果もあるのではないでしょうか。

 もう少し産みの苦しみが続くんでしょうけどね。

2006-10-29

必修科目履修せず

 高校では,大変なことが起こっていますね。必修科目を履修しないとか・・・。これは,大学入試のシステムに問題があるから起こるのではないでしょうか。

 高校(進学校)は,3年間で受験テクニックを学ぶ場になってしまっているのではないですか?入試科目には多くの場合,「情報」も「総合」も「家庭科」もありません。ですから,このような科目は軽視され,入試に直接結びつく科目に力を入れるのです。その行き過ぎが,今回のような事件を引き起こしてしまっているのではないでしょうか。

 マスコミにも責任はあります。毎年春には,大学進学率や出身高校別の合格者数などが報道されますよね。高校側からみたら,自分のところが少しでも上位にランクされるよう,手立てを講ずるのは当然です。特に,私立の高校にとっては,重大な問題です。進学率が高くなれば,入学希望者も増えるわけですから。

 今後ますます少子化が進みます。大学を選ばなければ,全員入学できるだけのキャパシティは確保されてくるでしょう。そうなった時に,今のままの入試制度でいいのかどうか考えてみて欲しいと思います。

 教育再生もいいのですが,大学入試が変わるだけで,高校が変わります。高校が変われば中学校が変わります。中学校が変われば小学校も変わるのです。本当のゆとりある教育は,大学入試の見直しによってもたらされるような気がするのですが・・・。

2006-10-25

いじめの撲滅に向けて

 最近,いじめを苦にした自殺等がクローズアップされていますよね。先生方もがんばっているのですが,いじめはなかなかなくすことができません。

 いじめの原因はいろいろ考えられますが,Horryは,テレビ番組に大きな影響力があるように感じます。

 5~6人で一人の敵を倒すヒーローが多くなりましたよね。昔のヒーローは,たった一人でたくさんの敵と戦っていたのに・・・。男の子向けの番組だけではありません。女の子向けの番組でも同じ様な傾向が見られます。曜日の数ほどいるヒロイングループが,一人の敵と戦うアニメがありましたが,最近は友だち二人組みの番組が多いですね。

 幼い頃からこのような番組を見て育った子ども達は,集団で一人をいじめることが,正しいことのように感じるのではないでしょうか。

 国民的人気アニメの中にも,問題はあります。体の大きないじめっ子,それにおべっかを使うお金持ちの家の子,この二人が,運動や勉強が苦手で心優しい少年をいじめるわけです。少年の救いは未来からやってきたロボット。でも,本当にいじめられている子には,未来からのロボットなんてやってこないんです。

 言葉によるいじめを助長しているのも,マンガやテレビ番組,ゲーム等だと思います。「死ね」「うせろ」「消えな」など,聞くに堪えない言葉を使う番組やまんがの如何に多いか・・・。このような言葉は放送禁止用語に指定すべきです。

 また,上記のようなマンガや番組は,PTA等が有害図書,有害番組等に指定するのはどうでしょうか。テレビ局なども,18歳以下視聴禁止等の措置をとるようにすることもできるでしょう。

 特に,毎週のように人が死に,死体を転がしたままで推理を始める少年が出るような番組は,放送禁止にすべきだと思うのですが・・・。

2006-10-11

教育再生?

 変なテレビ番組を見て,気分がよくありません。もちろん,中日の優勝も残念ですが・・・。

 昨日の夜ですが,学校の先生と芸能人が学級崩壊について話していました。
「先生は,叱れない。」
から始まって,
「体罰は是か非か?」
ここまでくると,あきれて物が言えなくなりました。

 学校教育法第11条には,
「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。」
と規定されています。

 つまり,体罰はどんな種類でもいけないのです。この規定を逆手に取る子どもがいないわけではありません。しかし,この法律がある限り,体罰はできないのです。

 有名なテレビアニメで,遅刻をしたり宿題を忘れたりした登場人物が,
「廊下にたっとれ!」
などと言われている場面がありますが,廊下に立たせることは,肉体的苦痛を感じる体罰ですから,廊下に立たせた先生は,法律に違反しているわけです。

 総理大臣が変わって,教育基本法が改正されようとしています。法律の改正で学級崩壊がなくなるのでしょうか?学力が向上するのでしょうか?学校教育について,きちんと理解しないで放送番組を作るマスコミに,問題はないのでしょうか?

 陰山さんの,
「熱心な先生ほどつぶれていく。」
という発言に,何のコメントもなかったのが残念です。

2006-06-20

藤原和博先生の講演会

 先ほどまで,藤原和博氏の講演会を聞きに行っていました。主催は,前橋青年会議所です。

 藤原先生は,リクルートを退社して,民間から初の校長に就任したという方で,「よのなか科」の授業でマスコミでも取り上げられている,さだまさし似の元気のいい方でした。

 講演会は,ワークショップと言うか,模擬授業の形式で始まりました。有名な,ハンバーガーショップを出展する場所を探す授業です。地図から様々な情報を読み取り,人の流れを想像する必要があるので,地図だけでは,わかりにくいんですよね。

 特に印象に残ったのは,講演の最後におっしゃった,「情報処理力」と「情報編集力」の関係です。情報処理力とは,与えられた情報を瞬時に処理する力で,いわゆる学力と呼ばれるものに近い力です。情報編集力とは,複数の情報を組み合わせて,結論を導き出す力です。

 おもちゃに例えると,情報処理力はジグソーパズルのようなもの。答えは一つしかないものです。情報編集力は,レゴのようなもの。組み合わせ次第で,いろいろなものに変形させることができます。目に見える学力よりも,目には見えにくい情報編集力がこれからの成熟社会を生きていくためには必要だと・・・。

 学校に,外部からゲストティーチャーを呼ぶことを実践している方です。でも,授業の主体はあくまでも,その教科等の担任であり,ゲストティーチャーには7分以上しゃべらせるな!という意見には,心の中で爆笑していました。

2006-05-25

オイルショックふたたび?

 原油高騰のあおりで,ガソリンが高くて困ります。まして,私の愛車はご老体で,1リットルあたり6km走ってくれません。また,自動車税が高いんですね。これではやっていけないと,燃費のいい車を買うことにしました。(^_^;)

 さて,今朝のニュースで,トイレットペーパーが値上がりするとか言っていました。30年以上前のオイルショックの頃を思い出します。あの時は,原油が値上がりするということで,トイレットペーパーがなくなるといううわさが立ち,パニックになった国民が,トイレットペーパーの買いだめに走ったわけです。

 今回は,そんなパニックが起きるとは思えませんが,いやな予感もします。前回のオイルショックのあと,景気はどうなったんでしたっけ?

2006-05-08

ガソリン高騰と算数

ガソリンが高くなりましたね~。1リットル130円を超えてきました。

私が乗っている車は古くて,重くて,オートマな,ガソリン車なので,燃費が気になってきました。毎日往復でおよそ35kmの通勤を,リッターあたり6km走らない車で続けるのも限界になって来ました。

悔しいので,通勤の車中で算数の問題を作ってみました。

「1リットルのガソリンで10km走ることのできる自動車があります。ガソリンを40リットル給油するために,自宅から5km離れた1リットル128円のA店か,自宅から1km離れた1リットル130円のB店に行こうと思います。どちらに行くのが得でしょうか。」

考え方

A店に行く場合,
128(円)×40(リットル)=5,120(円)
ただし,往復で1リットルのガソリンを消費します。
この分を加えると,
5,120(円)+128(円)=5,248(円)

B店に行く場合,
130(円)×40(リットル)=5,200(円)
ただし,往復で0.2リットルのガソリンを消費します。
この分を加えると,
5,200(円)+26(円)=5,226(円)

答え 1リットルあたり2円も高いが,近くのB店に行った方が得である。

いかがでしょうか?まあ,給油は通勤の途中などにすることが多いですよね。ですから,通り道で安い店に寄るのが一番得ですけどね!(^_-)-☆

2006-04-25

児童・生徒の安全を守るために

 昨年は,下校時の小学生を狙った犯罪が多く発生しました。Horryが勤務している学校がある市でも,児童・生徒の安全を守る取り組みをしています。

1.下校時,学校から出る時間を限定し,集団で下校する
 できるだけ一人で歩くことがないように,1日3回の下校時間を設け,学校から一斉に出発するようにしています。そうすることで,低学年の児童と中・高学年の児童があまり離れずに下校することができます。
 また,ウォーキングバスという下校方法も採られます。これは,方面ごとに組織した集団で,地域の人や保護者のボランティアに見守られながら帰る方式です。

2.防犯カメラを設置する
 ブラウザでコントロールできるWebカメラを使い,学校の出入り口やプールなどを24時間監視します。(もうすぐ設置が終わる予定です)画像は24時間,サーバに蓄積されるので,深夜に不審者が侵入した場合にでも,その後の捜査に役立てることができます。
 校内LANを活用するわけですが,少し悲しい使い方ですね。

 世の中には,小さい子どもを狙う不届き者が増えています。そんな時代の変化に対応するために,学校としてできることを,限られた予算の中で行うわけです。とりあえず,この二つからスタートしますが,無駄な投資だったと言われるような,平和な地域社会が戻ってくることはないのでしょうか。


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