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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2007-12-03

個人情報を守るために

 個人情報の漏洩が問題になっています。ある教育委員会では,学校外で児童・生徒の個人情報にかかわる話を禁止する方針だとか。

 ということは,保護者から自宅に相談の電話がかかってきても,話をしてはいけないわけですよね。街角で保護者と会っても,会釈をするくらいで,立ち話もできないと・・・。

 子どもたちだけでなく,教員の個人情報も守らなければいけませんよね。今まではサービスとして保護者に電話番号を教えてきましたが,これからはやめようかな。子どもが「年賀状を出したいから住所を教えて。」と言っても,教えるのをやめようかな。

 日本のような島国の,ムラ社会では,個人情報はみんなで共有するものだったような気がします。「あの家のおばあさんは,・・・。」とか「あの娘は・・・。」なんて,みんな知っていてうまくいっていたのです。

 そこに,個人情報を悪用する輩が侵入し,犯罪に利用するようになってしまった。情報が売買される世の中になってしまった。これは,ムラ社会に情報化の波が押し寄せた結果かもしれません。

 個人情報保護法なるものが成立し,字面だけを見て「個人情報を守れ!」なんて言い出す人がいる。法律をよく読めば,公立の学校は個人情報保護法には関係のないことは分かるはずなのに。さらに,マスコミも必要以上に煽り立てる。

 はては,個人情報が漏れるから,名札をつけない。持ち物にも名前を書かない。となっていく。

 子どもの安全を確保するためと言いながら,GPS携帯を持たせる。携帯に習熟した子どもたちは,学校裏サイトやプロフにはまり,出会い系サイトを訪問するようになる。

 親も教師も理解不能な速さで,子どもたちの情報化は進み,勝手に個人情報を垂れ流していく。そして,最悪の場合,犯罪に巻き込まれたり,携帯ネットワークを使ったいじめが発生したり・・・。

 情報機器は諸刃の剣。肉を切っているつもりで骨を断たれるかも・・・。そんな怖さを教えることができる大人が,果たして何%いるのだろうか。自分が経験していないことを教えるのは,本当に難しいと思うのですが・・・。

2007-11-25

デジタル版フラッシュカード

 授業で使うフラッシュカードを,コンピュータで作ってみました。使ったソフトはPowerPointです。

1.スライドにワードアートで文字を作ります。
 ※通常のテキストボックスなどでは,フォントの調整が面倒
2.スライドをコピーして,2枚目以降を作っていきます。
3.できあがったところで,「名前を付けて保存」から,PNGで保存します。
 ※別に,JPEGでもGIFでもいいんですが・・・

 今日は,「反対言葉」と「10までの数」を作りました。

 反対言葉は,紛らわしい言葉があるので,イラストも入れました。例えば「あつい」という言葉は,漢字で書けば意味が分かりますが,平仮名では何のことか分かりませんから。

 作るのは簡単なんですが,ネタがないのが悩みの種です。

2007-11-18

フラッシュカード簡単作成法

 小学校の低学年を中心に,フラッシュカードをよく使います。画用紙にマジックペンで書くのもいいのですが,字が下手なHorryは,ペーパーレスで作っています。

 PowerPointをつかって,スライドに文字を入れます。これは,ワードアートを使うと便利です。

 そして,スライドを画像として保存します。きれいに仕上げるにはPNG形式がいいかなと思います。

 できたスライドを,プロジェクタなどを使って,ViXのスライドショーで投影してやればいいのです。

 ViXは,スライドショーの時間を設定できるだけでなく,フォルダ内の画像をランダムに表示することもできるので便利です。

 かけ算九九だけでなく,簡単なたし算・ひき算や10の構成を繰り返し言わせたり,漢字の読みを確認したりすることもできます。

 もちろん,アナログ派の人は,これをプリントアウトすればいいわけです。紙がもったいないですけどね。

2007-11-16

今日の講義

 今日は,地元の大学に後期2回目(これで今年度は終了)の講義に行ってきました。

 基本的には前期の2回目と同じなのですが,情報機器を実際に学校でどのように使っているかを,模擬授業のようにして教えてきました。

 デジタル教科書(体験版をいただいたので)や,書画カメラ付きプロジェクタ,書画カメラ(実物投影機:これも借り物),無線のペンタブレット,デジタルカメラの活用例,ViX(フリーソフト)の便利な機能,PowerPointによる自作教材,Photo Story 3の活用例,群馬県総合教育センターご自慢のG-TaKの活用例などを,1時間30分にわたって紹介しました。

 途中,大学の隣にある小学校から3年生が見学にやってきたので,マグネットスクリーン上に投影した問題に,解答をホワイトボードマーカーで書き込んでもらいました。(この部分は,模擬授業というよりも,授業例という感じかな)

 我々の業界は,限られた予算の中で,本当に必要なモノを購入し,工夫して活用することが求められます。今の時代,学校行事を記録するためだけに,デジタルカメラを保有している学校なんてないでしょう。あるものは有効に使わなければなりませんから。

 たくさん話をした中で,学生さんが一番驚いていたのが,プロジェクタの画面を黒板に直接投影した時でした。黒地に白や薄い黄色などの文字で作成した画面は,黒板に映すと文字をきちんと読むことができるのです。

 PowerPointで,こんな画面のスライドを作っておけば,黒板上に投影して,直接チョークで書き込むこともできます。マグネットスクリーンがあれば最高なんですが,ない場所では,こんな方法もあるんだと教えてきました。

 それにしても,たくさんもって行き過ぎて,片づけが大変だったのですが,学生さんが自主的に手伝ってくれて,感謝!でした。

2007-11-12

小学校の外国語活動(仮称)って

 新しい小学校学習指導要領には,5・6年生に「外国語活動(仮称)」の時間が新設されます。「外国語活動」ってどんなことをするのでしょうか。

 要するに,外国語を使って活動をするわけですよね。ここでは「英語」という言葉は使われていませんし,文部科学省の資料では,ハングルなどの例示もあります。

 日本で欧米人と思われる人に話しかける時に,多くの人は,とりあえず英語を使いますよね。それで,英語圏の人でない場合は,双方がたどたどしい英語で会話を進めるわけです。

 Horryがイタリアに住んでいた時に,有名な観光地に買い物に行くと,イタリア人の店員が英語で話しかけてきました。Horryは,イタリア語で話しています。イタリア人の英語と日本人のイタリア語で会話が成立していたのです。

 大学時代に,マージャンをすることを,「中国語の勉強」と称していました。まさか,小学校の外国語活動でマージャンをするわけにはいかないんでしょうけどね。

 外国人とコミュニケーションできる日本人を育成するなら,体験を通して外国語に触れさせることは大事なことでしょう。でも,5年生からでは,ネイティブに近い発音や,ネイティブの言葉を聴く力は身に付かないのではないでしょうか。遅いような気がします。

 ですから,中学校以上の学校で外国語を学ぶ意欲付けという位置づけになるのではないかと思います。

 小学校が変わっても,中学校の英語は変わらないでしょう。中学校の英語を変えるためには高校入試を変えなければなりません。もちろん,高等学校の英語を変えるには,大学入試の英語を変える必要があるのは言うまでもありません。

 フィレンツェのフェラガモの店で,すごい女性を見ました。どう見ても革靴の専門店なのに,
「ニケの靴は置いてないの。」
と日本語で店員に質問しています。「ニケ?そんなブランドがあったっけ?」と思ってよくよく聞いてみると,どうやらNIKE(ナイキ)のことを言っているようでした。

 結局,店に一人いた日本人の店員が対応に出てきましたが,外国人相手だろうがナンだろうが,日本語だけで,自分の主張を伝えようという意欲は,しっかり身に付けている女性でした。

 この女性のことを,決して,ばかにしているのではありません。今の日本人にかけているものは,外国語が分からなくても,何とか理解し合おうという気持ちではないでしょうか。

 「外国語活動」の時間が,英語の文法や単語を教える時間にだけはなって欲しくないと思います。でも,中学校入試を控えている子どもたちは,受験英語の勉強になるんでしょうけどね。

2007-11-11

新学習指導要領のページ

 文部科学省のホームページに,新しい学習指導要領についてのページができました。

 内容を見てみると・・・。小学校では,国語・社会・算数・理科・体育が微増。総合的な学習の時間は減少,「外国語活動(仮称)」の新設が目に付きます。

 国語は,1・2年生が(週当たり:以下略)1時間増,3・4年生は0.3時間増,5年生は0.1時間減,6年生は据え置きです。

 社会は,4年生が0.2時間増,5年生が0.3時間増,6年生が0.1時間増ということです。

 算数は,1・2年生が0.6時間増,3年生以上は0.7時間増です。

 理科は,3年生が0.6時間増,4年生が0.4時間増,5・6年生が0.3時間増です。

 体育は,1~4年生で0.4時間増加します。

 総合的な学習の時間は,3・4年生で1時間減,5・6年生で1.1時間減になります。

 5・6年生には,外国語活動が1時間新設されます。

 週当たりの時間数は,

 1年生:23→25時間
 2年生:24→26時間
 3年生:26→27時間
 4年生以上は,27→28時間と,それぞれ1時間増加します。

 ということは,現状の学校週五日制を維持していくとすると,

 1年生は毎日5時間授業。
 2年生は6時間授業の日が1日。
 3年生は6時間授業の日が2日。
 4年生以上は,クラブもあるので6時間授業の日が4日ということになります。

 低学年の子どもたちに,6時間目の授業をさせるのは大変です。この際,隔週土曜日の授業を復活させる方がいいとさえ思えてきます。

 それにしても,子どもたちの心を育てるべき芸術系の授業時数据え置き,生きる力をはぐくむ総合的な学習の時間の削減とは・・・。

 特に総合的な学習の時間は,限られた時間でも効果的に力を身に付けるようにしていかないと,子どもたちが大人になったときに役立つ力をつけてやることはできませんね。がんばりましょう!

2007-11-06

小学校用に欲しいソフト

 小学生に情報機器を使わせる場面は,いろいろ考えられます。その中でも,表現ツールとして,情報機器を活用するというのが,これからの流れではないかと勝手に考えています。

 低学年のお絵かきから始まって,高学年ではプレゼンテーションを行うことができるようになるという感じです。

 そんな中,自動で動く紙芝居を作らせたら面白いかな,と考えてしまいました。写真や文字を組み合わせて,ストーリーのある作品や,スライドショーなどを簡単に作れれば,表現の幅が広がると思うのです。

 タイムライン上に画像を並べ,表示時間を設定すれば,Flashのファイルとして吐き出してくれるようなソフトが理想です。それだけの機能で十分です。

 と思って探してみると,結構ありますね。フリーソフトが!早速ダウンロードして試してみましょうかね。

2007-11-05

明日は雨か・・・

 明日は,学校の畑で芋掘りをする予定だったんですが,どうやら雨が降るみたいです。

 今日の放課後,サツマイモのツルを切断して,いつでも抜ける状態にしたのですが,作業は明後日以降になりそうです。

 秋は一雨ごとに深まっていきますよね。そんな中,畑の横のソメイヨシノの花が開いています。夏の間に葉が落ちると,春と間違えて咲いてしまうらしいのですが,だんだん寒くなる中で咲いている花は,何だかかわいそうです。

2007-11-02

天気予報大はずれ!

 今日は,地元の観光牧場に,1年生をつれて出かけました。

 天気予報では,日中は晴れるということだったのですが,太陽の姿はほとんど見えず,みんな
「寒い,寒い!」
という状態でした。

 それでも,動き回っていれば寒さを感じないようで,別の学校の2年生の中には,半そでで活動している子がたくさんいました。

 寒暖の感じ方というのは,人それぞれなんですね。

 それにしても,厚い雲に覆われているにもかかわらず,雨具をもっていかない私って,変なのかな。雨具をもっていくと,雨が降ることを期待しているみたいで,持ちたくないんです。
「雨具がないんだから,雨は降らない!」
というわけの分からない気合だけです。

 それでも,気合に負けたのか,雨も降らずに無事にいってくることができました。天気予報よりも,気合が大事なのかもしれません。(^_^;)

2007-10-31

ランドセル

 今年もあと2ヶ月になり,ランドセルのテレビコマーシャルが目立つようになってきました。

 さて,このランドセルですが,昔から小学生のアイテムとして使われています。孫が入学するとなると,おじいさん・おばあさんから贈られたりします。

 でも,なぜランドセルなのでしょうか。ランドセルは軽くなってきましたが,あれ自体結構な重さがあります。低学年の子どもたちには,布製のリュックタイプのものの方が軽くていいと思うのですが,いつまでたってもランドセルは無くなりませんね。

 小学校の入学説明会でも,「ランドセルを用意してください。」なんていう話は聞かない(一部指定の物がある学校はありますが)ことが多いと思うのですが,なぜか入学する時はランドセルを背負ってきます。

 Horryは,子どもの頃,冬になると学校帰りにランドセルをソリの代わりにして遊んでいて,教科書をビショビショにした覚えがあります。今はそんな子はいないんでしょうけどね。


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