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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006年4月

2006-04-10

雨,風,そして桜

 満開の桜が,冷たい雨と風にさらされています。台風のような風の中,桜ががんばっています。開花してからの低温で十分に開かなかったのでしょうか。

 満開を過ぎて風が吹くと,桜吹雪が舞うのですが,今年は少し違います。はらはらと花びらが散るのではなく,花の根元から五弁のかたまりのままストンと落ちてきます。中には,いくつかの花が集まった小枝ごと落ちているものも少なくありません。強い風のためでしょう。

 満開の時期が長くても,この寒さです。夜桜見物に行く気分ではありませんね。冷酒なんてとんでもない!鍋を囲んで熱燗という気分です。

 地球がおかしいですね。異常気象も何年か続けば平年並みになるのでしょうか。地球温暖化だけが心配されていますが,温暖化の影で大雨や旱魃が起こっているのです。数ヶ月前の豪雪もその一つかもしれません。桜の花が長持ちしているのも・・・。

2006-04-09

役に立たないイタリア語5

 日本テレビ系で「プリマダム」とかいうドラマが放送されているらしいですね。観たことがないのでわかりませんが・・・。このタイトルは,「プリマドンナ」をもじったものだと思います。けっこうインパクトのあるタイトルですよね。

 さて,今日は「プリマドンナ」の話題です。「プリマドンナ」とは,バレエの主役の女性に与えられる尊称ですよね。この言葉もイタリア語です。この言葉は,二つの部分に分けられます。多くの方が誤解しているのですが,「プリ」+「マドンナ」ではありません。本当は,「プリマ」+「ドンナ」なのです。

 「プリマ」とは,「第一の」という意味です。後ろが女性名詞なので女性形(aで終わる)になっています。「プリマ ハム」という会社もありますね。イタリア料理で「第一の皿」のことを「プリモ ピアット」と言いますよね。この「プリモ」と同じ意味です。(HONDAのプリモも同じなのでしょうか)

 「ドンナ」とは「女の人・女性」を表します。ですから,二つ合わせて「第一の女」つまり,「主演女優」というような意味になります。これってトリビアになりませんかね。(^_^;)

2006-04-08

地球縦断トンネル

 今夜のエンタスペシャルに出ていた芸人さんが,ブラジルまで穴を掘るというようなネタをやっていました。そんなことはできるはずはないのですが,少し考えてみました。

 まず,どうやって掘るかという問題です。人間がスコップで掘っていたのでは,まず不可能です。1日5m掘るのは大変ですし,掘り進んだ時に出てくる槌をどうやって運び出すのかという問題もあります。

 そこで,最新のトンネル掘りの巨大機械を使うことにします。これは,全長数十mの円筒形で,先端に回転するドリルがついていて,岩盤を削りながら進みます。出てきた岩や土は内部のベルトコンベアで後方に排出されます。まるでミミズの生態そのものですね。さらに,掘ったトンネルが崩れないように,円筒形のコンクリートパネルを設置しながら進んでいくので,通った後はトンネルが出来上がっているというわけです。

 もう一つ考えたのは,何日(何年)かかるかということです。トンネル掘りの機械が,1日に100m掘れるとしましょう。(計算を簡単にするために,きりのいい数字にしてみました。)土を運び出す時間は考えていません。地球の直径は約12700kmですから,同じペースで掘れたとしても,127000日かかります。これは,およそ350年ということになります。10倍の速さ(1日1km)で掘れたとしても35年かかりますね。

 さて,こんなに長い間に巨費を投じて作ることができたとしても,次の問題が出てきます。最初の難関は3ヶ月ほどで現れます。このころ,トンネルは地殻を掘りぬき,マントルに到達します。マントルは,岩が対流しているのです。流れる岩。溶岩のようなものなのでしょうか。どちらにしろ,トンネルが流れてしまってはいけませんね。掘っている間にずれていってしまいますから。流れる岩に負けないトンネルの隔壁を作らなければなりませんね。

 さらに,温度はどんどん上昇するでしょう。また,掘り出した土はものすごい量になってしまいます。全部一箇所に積んでいったら,富士山より高くなってしまうかも・・・。

 マントルを無事に通過したトンネルは,150年後くらいに核に到達します。ここでは,高温と高圧のために金属が液体の状態で存在するのだそうです。それに負けないトンネル掘りの機械ができるのでしょうか。鋼鉄だって溶けてしまいます。コンクリートで隔壁を作っても溶けてしまいますね。どうしましょう。

 仮にそんな材質が見つかり,無事に核を通過したとします。さらに地球の中心に近づいていくと,今度は硬い金属の固体でできた内核があると考えられています。ここを通るのも大変ですね。何で掘りましょう。

 さて,無事に全てのトンネルを掘り終わって,出た先は・・・。ブラジルに着けばいいけど,大西洋の海底ということもありますよね。あとで,地球儀で調べて見なければ・・・。

 全長12700kmのトンネルが完成したとして,何に乗って通過しましょうか。まっすぐですが,ものすごい熱さです。しかも,そんなに長いトンネルの換気は不可能です。ロケットにでも乗って行きますか。

 もしも空気の抵抗を考えなければ,燃料を使わずに,地球の裏側まで行くことができます。しかも,ブレーキも要りません。出発は地球の中心に向かって落ちていけばいいのです。中心を通過した乗り物は,今度は地球の中心に向かって引っ張られながら減速して行き,向こうの地表面で速さが0になるのです。ちょうど,行ったり来たりするブランコと同じ様な感じですね。ただし,乗っている人はずっと無重量状態になるんですけどね。

2006-04-07

春の色

 桜の花が満開です。桜の前には,梅の花が咲くのですが,今年はあまり差が感じられませんでした。

 冬はモノトーンな感じがします。ここは雪国ではないので,白一色というわけではないのですが,空はとんでもなく高く青いのに,空気は透明に澄み切っているのに,何となくグレーなイメージを感じるのです。空っ風のせいでしょうか。単に私の感じ方の問題なのでしょう。

 春になると,まず道端の雑草が目を覚まします。(真冬でも咲いている健気な花もあるのですが・・・。)最初に目に付き始める色がホトケノザの紫です。そのうちオオイヌノフグリの青も加わってきます。名前はよくわからないのですが,カキドオシに似た薄紫の花も見え始めます。ナズナの白い小さな花も咲き始めます。その後になって,やっと菜の花の黄色が出現します。タンポポの黄色はまだまだ先です。

 ですから,私が春を感じる色は紫(濃いめのピンク)です。先日の日曜夕方のアニメでは,「春は黄色」というような話をしていましたが,アニメの舞台の静岡県では黄色なのでしょうか。

 雑草(雑草と言う名前の植物はありませんが)を含めて,植物は種子をつくるために花を咲かせます。自分の種を守るためには,受粉という関門があります。受粉するために,虫や鳥の力を借りるように進化した植物が咲かせるのがきれいな(においのある)花です。イネ科の植物も花を咲かせるのですが,風に助けられて受粉する道を選んだために,虫や鳥の気を引くような花びらはもちません。

 モンシロチョウは紫外線を見ているという話を聞いた(テレビで見た?)ことがあります。だとすると,紫色の花は,理にかなっているのではないでしょうか。

 そんなことを考えながら,犬の散歩をしているHorryでした。

2006-04-06

小さなお客様

 明日はいよいよ入学式です。職員室でのデスクワークに疲れて,一息入れようと外に出ました。ふと見ると,教室の窓を覗き込む小さな女の子が二人。一人が私に気づきました。こちらに二人で走ってきました。

「明日から1年生になります。よろしくお願いします。」

二人とも,体全体からワクワクしているようすがわかります。

「こちらこそ,よろしくね。」

 答えながら,疲れが吹き飛んでいくのがわかりました。どんなサプリメントよりも,子ども達の笑顔が我々教員の栄養なんですね。

 明日はどんな出会いが待っているのでしょうか。担任発表の時の,子ども達の表情が楽しみです。ブーイングでないことを祈りつつ・・・。

2006-04-05

本当の師走

 師走といえば,12月のことですね。師と呼ばれる人も走り出すほど忙しい月なのでしょうか。始業式・入学式が新年度の始まり=元日だとすれば,明日は大晦日です。我々教員にとっては,今がまさに師走状態。教師が走り回るのですから・・・。おせち料理の代わりに名簿やおたよりを作り,新年(度)を迎える準備をしています。

 今日は,5・6年生が登校して新年度の準備作業を行いました。児童用の机・椅子の移動,入学式の会場作り,校舎内外の清掃,1年生の教室の飾りつけなど,手際よく動いてくれたので,短時間で準備ができました。まさに年末の大掃除状態ですね。

 今朝は,雨は降っていたものの春らしい暖かさが感じられたのですが,どんどん気温が下がり,今は,冬の群馬名物?の赤城颪が吹き荒れています。前橋市では,桜が見ごろを迎えたというのに,この雨と風で散ってしまわないか心配です。

 うちの学校は,全てが新しいので,大きな桜の木がありません。小さな桜の小さな花が開き始めたところにこの寒さ。明後日の入学式に間に合わないのではないかと心配になります。桜の花に迎えられて校門をくぐる新入生が見たいのですが・・・。

 明日も仕事は山積です。明後日には,一学年進級した子ども達との出会いが待っています。みんな笑顔で1年のスタートを切れるよう,明日も精一杯仕事をしたいと思います。

2006-04-04

怒涛の春休みももうすぐ終わり!

 今週の金曜日(7日)から,新学期の子ども達が登校してきます。24日の修了式から始まった,ジェットコースターに乗っているような忙しい日々も,もうすぐ終わります。春休みを振り返ると・・・。

3月25日(土)D-project「春の公開研究会」(東京)
3月26日(日)情報マイスター養成研究会(小田原)
27日(月)~31日(金),学校で年度末の整理事務他
4月1日(土)学校でIP電話の設定&事務処理
4月2日(日)職員室LANの拡張工事他
4月3日(月)入学式の看板作り他
4月4日(火)職員会議

これからは・・・。
5日(水)入学式場作りや名簿作り&教科書事務の出張
6日(木)新学期準備
7日(金)始業式・入学式

これで,長く厳しい春休みが終わります。2週間ぶっ続けで仕事をするのもいいもんですよ。(^_^;)

2006-04-03

Excelで新発見!

 Excelで数式を使った時に,エラー表示が出てしまったことがあると思います。例えば,セルB4の数値をセルC4の数値で割る時に,セルC4が0だったりすると,「#DIV/0!」というエラーメッセージがセルの中に表示されるのです。

 データを入力すれば正しく計算できるのに,入力前に式だけ入れたために,数式が無効になってしまうことがあります。そんな時に便利な関数です。

=IF(ISERROR(B4/C4),"--",B4/C4)

 この関数のはたらきは,「もし,セルB4の値をセルC4の値で割った答えがエラーなら,「--」を表示しなさい。それ以外なら,セルB4の値をセルC4の値で割った答えを表示しなさい。」となります。つまり,「#DIV/0!」を表示する代わりに,「--」を表示させようというわけです。エラーが出なければ,素直に数値を表示してくれるという優れものです。

 これを使って,今年度の時数集計表を作っています。学年ごとに作るのは結構面倒ですね。区切りも学校独自なので,汎用性がなく,どうしてもオリジナルになってしまいます。

2006-04-02

養蚕に関する言葉

 その昔,群馬県では養蚕が盛んでした。蚕を飼育して繭を作らせ,それから生糸を作るのです。富岡市では,官営製糸場の建物を世界遺産に登録しようという運動もおこっています。今回は,そんな養蚕に関する言葉を集めてみました。

「お子さま」
 「お子さま」とは,蚕のことです。真っ白なイモムシを「お子さま」と呼びます。養蚕農家では,2階を中心に,家の中で一番良い場所を「お子さま」の飼育に使います。蚕をとても大切にしていたのがわかると思います。

「どどめ」
 桑の実のことを指す言葉です。蚕のえさとなるのは桑の葉ですが,桑の木には,実もなります。木苺のような葡萄のような紫色の実です。子どもの頃は,口の周りを紫色に染めながら食べたものです。なぜ「どどめ」なのかというと,桑の木は根をよく張るので,畑の土が流れるのを防ぐために植えられていたのです。「土」を「止める」ので「土止め」ですね。桑畑は上州名物の雷様にも嫌われていたようで,雷が鳴ると「くわばらくわばら」というおまじないを言う人もいますね。

「ずう」
 蚕が十分に成長して繭を作る頃になると,白かった体が透き通ってきます。こうなった蚕を利根沼田地方では「ずう」と呼んでいました。「ずう」は「まぶし」と呼ばれる繭作りの場に移されます。これを「かいこあげ」と言います。「まぶし」の中で蚕は糸を吐き,繭を作るのです。

 繭ができると,養蚕の仕事は終わりです。その繭を「まぶし」からはずして売るわけです。集められた繭は大きな釜で茹でられます。しばらくすると,蚕が最初に糸を吐いたところからほぐれてきます。これを数本集めて糸を作っていくわけです。機械化された工場では,これがいくつも並んでいたんですね。工女と呼ばれる女の人が機械の操作をしていました。(詳細は「ああ野麦峠」をご覧下さい)
 うちの実家の近所には,自宅でこの作業をしているおばあさんがいました。おばあさんは,繭の中から出てくる茹で上がった蛹を食べていました。おいしいのでしょうか?

 今群馬県では,アジア各地の生糸が安価で出回るために,養蚕が衰退しています。桑畑も少なくなってしまいました。今日聞いた話では,「桑畑がなくなってから,風で舞い上がる土ぼこりが多くなった。」ということでした。こんなところにも「どどめ」は役立っていたのですね。

2006年度スタート

 学校では,4月1日からが新年度です。今年は,1日と2日が土日なので,その後のスケジュールがかなりタイトです。今日も休日出勤などしてしまいました。

 そういえば,3月31日までというe-japanはどうなったのでしょうか。校内LANは?全ての教室にPCは?当然間に合わなかったのでしょうね。残念です。

 この計画が失敗に終わった一番の原因は,「ミレニアム・プロジェクト(教育の情報化)」では明文化されていたのに,e-japanで消えてしまった「大型提示装置」にあると思います。(あえて地方交付税については触れません)

 様々なコンテンツが整備され,ICTを使った授業を行う環境は整ってきましたが,残念ながら出口がないのです。40人近い子どもに,教室に配備された15インチのノートPCの画面で見せろと言うのでしょうか。プロジェクタやプラズマディスプレイがあれば,優れたコンテンツを使った授業が簡単にできたはずなのに・・・。

 昨日から始まった新年度。新しい計画もスタートするようです。地デジに合わせて教室にプラズマディスプレイが導入されることを期待します。難しいかな?


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