春の色
桜の花が満開です。桜の前には,梅の花が咲くのですが,今年はあまり差が感じられませんでした。
冬はモノトーンな感じがします。ここは雪国ではないので,白一色というわけではないのですが,空はとんでもなく高く青いのに,空気は透明に澄み切っているのに,何となくグレーなイメージを感じるのです。空っ風のせいでしょうか。単に私の感じ方の問題なのでしょう。
春になると,まず道端の雑草が目を覚まします。(真冬でも咲いている健気な花もあるのですが・・・。)最初に目に付き始める色がホトケノザの紫です。そのうちオオイヌノフグリの青も加わってきます。名前はよくわからないのですが,カキドオシに似た薄紫の花も見え始めます。ナズナの白い小さな花も咲き始めます。その後になって,やっと菜の花の黄色が出現します。タンポポの黄色はまだまだ先です。
ですから,私が春を感じる色は紫(濃いめのピンク)です。先日の日曜夕方のアニメでは,「春は黄色」というような話をしていましたが,アニメの舞台の静岡県では黄色なのでしょうか。
雑草(雑草と言う名前の植物はありませんが)を含めて,植物は種子をつくるために花を咲かせます。自分の種を守るためには,受粉という関門があります。受粉するために,虫や鳥の力を借りるように進化した植物が咲かせるのがきれいな(においのある)花です。イネ科の植物も花を咲かせるのですが,風に助けられて受粉する道を選んだために,虫や鳥の気を引くような花びらはもちません。
モンシロチョウは紫外線を見ているという話を聞いた(テレビで見た?)ことがあります。だとすると,紫色の花は,理にかなっているのではないでしょうか。
そんなことを考えながら,犬の散歩をしているHorryでした。
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