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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-02-08

教育の情報化強化月間

 2005年度も終わろうとしている。e-Japanで計画された教育の情報化の進展が間に合いそうもないので,文部科学省は

e-Japan戦略の目標達成に向けて
-教育の情報化の推進のためのアクションプラン-

を策定し,3月を教育の情報化強化月間とすることにした。

 全ての教室から高速回線でインターネットに接続する。普通教室に2台のコンピュータを配置する等,インフラ整備の遅れを何とかしようということらしい。お金のない自治体は,ネットデイでもやって校内LANを整備しようということらしい。

 Horryは,学校のLAN回線をネットデイで設置する手伝いをするボランティア団体に所属している。ネットデイとは,学校の職員,保護者そしてボランティアが協力して学校のLANを設置する活動である。LANの設計をはじめ,資材の準備,参加者の募集等の準備は,ノウハウを持っている私たちでも大変である。今までネットデイをしたことのない自治体で3月末までにネットデイをしようと思ったら,今から計画してもギリギリであろう。

 さて,教員であるHorryは,「全ての教員が情報機器を使って授業をすることができる」という「教育の情報化」の目標の一つを達成するために,校内の「教育の情報化強化月間」を実施しようと思う。年度末の忙しい中であるが,できるだけ多くの人が参加できる時間をみつけて,授業でのIT活用についての研修会を開くのである。目標は,『3月末までに最低1回は情報機器を使った授業をしよう!』とでもしようか。

 全ての普通教室にプロジェクタ・コンピュータ・ビデオ+DVDが内蔵された教卓が設置されているのだから,使わない手はない!情報機器は最初は難しく感じるかもしれないが,慣れれば授業を助ける強力なツールとなる。さて,研修の計画を立てて,テキストの準備を始めなければ・・・。

2006-01-27

e-Japanその後

 e-Japan重点計画は,ほとんど達成されようとしている。しかし,唯一大幅に達成できないことがほぼ確実なのが,学校の情報化である。

 今年の3月末までに,全ての学校の普通教室から高速でインターネットに接続できるようにすることは,ほぼ無理であろう。また,全ての教員がコンピュータを使った授業をすることができることも,もう間に合わない。

 失敗した理由は何か。Horryが考える最大の理由は,大型提示装置が重点計画からはずされたことだ。

 この数年間,CECや都道府県の教育センター,教科書会社,そして教材会社などが,素晴らしいコンテンツを開発してきた。しかし,それらを授業で活用するためには,子どもたちにコンテンツを提示する装置が必要なのである。教室に2台配置されたコンピュータが,仮に17インチのディスプレイを持っていたとしても,とてもではないが一斉指導には使えない。テレビ受像機がない家庭に,電波だけが届いているのと同じである。

 今からでは遅すぎるのだが,大型提示装置の導入を進めていただきたい。それも,インタラクティブな機能を持っているものにしなければ意味がない。

 もうすぐテレビの地上アナログ放送は廃止される。今学校に入っているテレビは,全て買い換える必要が出てくる。日本中の小,中,高等学校の全教室に地デジ対応のテレビを導入することを考えると,ものすごい数である。これを,プラズマディスプレイ+地デジチューナー内蔵のハードディスクレコーダーにすれば,1台当たりのコストは相当安くなるに違いない。全教室にプラズマディスプレイがあり,移動用に明るいプロジェクタが各校数台あるのが理想である。

 マウスとキーボードの呪縛から初心者の教員を解放し,指やペンで操作できる簡単教材が手軽に提示できれば,使ってみたくなるのではないだろうか。

2006-01-24

ワープロソフト

 学校の事務用コンピュータには,有名な二つのワープロソフトがインストールされている。国産の赤いアイコンのワープロソフトを使う教員が8割強,残りが舶来の青いWである。

 天邪鬼なHorryは,MS-DOS(知らない人が増えたんだろうな)の時代から,有名な赤いワープロは使わずに,花札のような名前のワープロソフトを使っていた。その後,リンゴマークのPCを購入し,窓系とは違うソフトで仕事をしていた。ところが,G県関係の文書は赤いワープロなのである。仕方なく窓PCと赤いワープロを購入し,文書作成に使ってきた。

 結局,どこの会社の製品でも,慣れてしまえば使いやすいわけだし,機能なんてほとんど変わらない。ほんの少しの重要な違いを除いて・・・。

 赤いワープロの強みは,日本語変換辞書と罫線機能であると言われる。青いワープロの強みは,簡単な画像処理機能と罫線機能だとHorryは考える。特に,桃色の花がついていない赤いワープロは,画像の扱いがうまくいかない。青いワープロは,「明るさ・コントラスト・トリミング」くらいは,文書作成画面上でレタッチできる。カラー写真を白黒印刷用に変えるにはこれが便利である。

 罫線機能の大きな違いは,行の考え方が基本の赤に対して,セルが基本の青である。なれてしまうと,青でも,セルを使って複雑な罫線の図を描くことができるようになる。これも慣れの問題なのだ・・・。

 無料のソフトでも高機能なワープロが出てくるだろう。文書作成の思考を止めない,扱いやすいワープロソフトが欲しいな!テキストエディタのような軽さで文字入力ができ,画像処理ソフトのような描画機能があり,表計算ソフトのような計算が文書中でできたらいいな。

2006-01-22

センター試験など

 今日の新聞に,センター試験1日目の問題が載っていた。思わずチャレンジしたが,ぜんぜんできない。(^_^;) どうしようもないので,「リスニングにどうしてi-podを使わないのだろう。」と,くだらないことを考えてしまった。

 その問題の裏に,群馬県立中等教育学校の適性検査(入学試験ではない)の問題が載っていた。こちらは小学校6年生が対象なので,Horryには余裕である。出題者の意図までよくわかる。(そりゃプロなんだから自慢にならない)

 その適性検査の問題は,児童会の代表委員会で目標を決めたり,各委員会での具体的な活動を決めたりするもの,ドイツについて総合的な学習の時間に調べて新聞を作っているという設定で,見出しを考えたり記事を書いたりするもの,最後は北島康介氏の小学校の卒業文集の作文を読んで,自分の体験を踏まえて感じたことを書くものであった。これは,教科の学習だけでは養えない力を見られてしまう。特別活動,総合,運動への取り組み・・・。入試対策をする塾は指導が難しいだろうと思う。

 それに比べて,大学のセンター試験はどうだ?未だにどれだけ覚えたかで評価している。確かに努力して覚えることは大切だし,そうできる学生が入学してきたら勉学に励ませることはできるかもしれない。

 でも,今の社会で,暗記力がどれほどの役に立つのであろうか?人間が一生かかっても読みきれないデータが,B5サイズのノートPCに入ってしまう。インターネットに接続すれば,わからないことはすぐに調べられる。パリの裏側がどこかなんていうことを調べるのに,そう時間はかからないだろう。

 いっそのこと大学入試をPC持込可,インターネット使用可,メール使用可にしてみてはどうだろう。一般社会に出た時に即戦力として使える学生を選ぶことができると思うのだが・・・。

2006-01-21

ホームページ担当者の心得2

 ホームページシリーズのその2です。

 学校のホームページ作りに本格的に取り組んで4年目になります。学校のホームページは,教育活動の大事なアーカイブであるというのが私の持論です。サーバの容量に限度がなければ,何年か前の様子をすぐに見ることができるように,蓄積していくことができるのです。

 例えば,卒業式の準備をするときに,昨年度の会場作りを参考にします。今までは,一太郎の罫線機能で描いた平面図とアナログ写真を貼り付けたアルバムが頼りでした。でも,これらのファイルが,物理的にどこにあるのかを知っている職員は限られていたのです。

 しかし,卒業式の準備の様子から当日の様子をWebで公開していれば,少しだけリンクをたどれば写真が見られる。これなら,ファイルのありかを探さなくても大丈夫です。

 また,ホームページ作成に使った写真は,年度ごとにフォルダに入れておきます。その中もさらに分類しておきます。

 学校全体に関わる行事については,「学校の行事」─「4月」─「入学式」という具合に,月ごとのフォルダに行事のフォルダを作るのです。

 それぞれの学年で実施した活動については,「学年」─「3年」─「0517町たんけん」のように,学年のフォルダの中に,実施日と行事名を組み合わせたフォルダを作り,写真を入れます。

 これらの写真を抜粋して,卒業式用にスライドショーを作って投影したこともあります。

 学校の記録の一部として,デジタルデータを蓄積していきたいと思っています。

2006-01-20

ホームページ担当者の心得1

 Horryは,小学校のホームページ管理を担当している。たいしたことのないページだが,気をつけていることがいくつかある。

  1. 児童の個人情報(住所・氏名・電話番号だけでなく,顔写真も含む)を守る
  2. できるだけ速く更新する
    ※その日の行事はその日のうちに
  3. 様々なディスプレイサイズに対応
    ※1024×768を標準とするが,800×600でも違和感なく表示できる
  4. 様々なブラウザに対応
    ※IE,Netscape,Opera,FireFoxなどで表示を確認
  5. 代替テキストを忘れない
    ※IEだと,これを使って写真に一言を添える

 時々他の学校のホームページを見てみるのだが,デジカメの写真を見た目だけ縮小して貼り付けてある学校がある。表示に時間がかかるので画像のプロパティを見ると,1枚で1MB近くある。これを右クリックしてローカルに保存し,開いてみたら,子どもの名札の文字が判別できそうだった。

 また,意地悪をしてFireFoxで見てみたら,リンクがおかしかったりする学校もある。優秀なブラウザは,「\」を「/」と読み替えて表示できるのだが,それができないブラウザもあるのだ。

 機種依存文字の存在も知らない人の方が多い。もっとも,Apple社のPCを使ったことのない人に理解してもらうのは難しいのであるが・・・。

 そんなことに気をつけているにもかかわらず,タイプミスや誤変換が無くならないのは情けない・・・。

2006-01-18

パワーポイントあれこれ

 プレゼンテーションをするためのソフトとして,Microsoft社のPowerPointを使っている方も多いと思います。大変優れたソフトで,手軽に見栄えのするプレゼンテーションを作ることができますね。

 でも,ここでは授業での使い方を書いておきます。授業でPowerPointを使うというと,授業の流れをプレゼンのようにスライドにまとめておくのか?と思われる方も多いと思います。そんな使い方はしません。なぜかといえば,授業は生き物だからです。子どもたちとのやり取りで,寄り道したり,ワープしたり・・・。計画通りに進むことなんて不可能だし,そのとおりに進めようとすれば,子どもたちは授業に参加しているという意識をもてないと思います。

 さて,授業でのPowerPointの活用方法は,ずばり!教材を提示する道具にしてしまうのです。特に,PowerPoint2002から強化されたアニメーションは,様々な教材作りに利用できます。先日は,小学校3年生のかけ算の筆算のしかたをアニメーションで表示できるようなスライドを作りました。下のkakezan.pptは,筆算のしかたを教えるためのスライドです。20分くらいで作ったので,あまりいい出来ではありませんが・・・。

kakezan.pptをダウンロード

 教材作りのポイントは,アニメーションの使い方です。FLASHを使えば,もっと立派なアニメーションが作れるのでしょうが,ソフトを持っていないのです。(^_^;) だから,PowerPointを使ってしまうのでした。

 ちなみに,PowerPointをお持ちでない方は,マイクロソフト社のOfficeのページからPowerPoint 2003 のビューアをダウンロードしてください。(Windowsだけかな?)

 次回は,エクセルについても書いていきたいと思います。

2006-01-11

e-Japanは大丈夫?

西暦2000年,e-Japan重点計画とかいうものが策定された。その中には,教育の情報化も含まれている。

2005年度末までに,全ての普通教室から高速のインターネットに接続できる。とか,普通教室に2台のPC,特別教室に1台のPCとか・・・。2005年度末まであと3ヶ月。その達成状況が悪いので,文部科学省は今まで年度末に行ってきた調査の他に,急遽9月30日付けの中間調査を行った。

学校における教育の情報化の実態等に関する調査(中間調査)結果

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/12/05120502.htm

さて,校内LANの整備率は向上したのか?全ての教員はコンピュータを使った授業ができるようになったのか?

この調査結果を見る限り,e-Japanの達成は困難であると思う。なぜ?

原因の一つは,我々にもあるのかもしれない。学校の情報教育を中心になって推進すべき我々のアピール不足があったのかもしれない。強引にでも引っ張り込むべきだったのかもしれない。まず,教員が授業で使う。すると,インフラについての要望が出てくる。それによって整備が進む。という構図である。

今は,インフラは整備してやるから,授業でどんどん使いなさい。というような流れになってしまっていると思う。我々教員が真っ先に情報化すべきなのに・・・。

昔は,学校というところは最先端の機械が入り,最先端の文化を享受できる場所だった。日本がまだ貧しかった頃からオルガンやピアノがあった。16mmの映写機があった。ビデオが家庭に普及する前からビデオデッキがあった。学校は社会で一番進んでいるところだった。

ところが,今は児童・生徒の家庭はブロードバンドでインターネットに接続しているのに,学校はナローバンドだったり,旧式のPCを使っていたり・・・。学校は家庭よりも遅れている場所になってしまったのだ。

嘆いていてもしょうがない。明日も情報機器を使って楽しい授業をがんばろう!

2005-04-30

情報教育主任会長!

またまた本市の情報教育主任会長になってしまった・・・。

主任のみなさんの代表というだけで,たいした仕事のできない自分が情けない。

今年こそ,情報教育の考え方を広めるために,更なる情報発信をしていこうと思っている。

みなさん,よろしくお願いします。

2005-04-23

異動して

本市でも,一番情報機器が充実しているであろうと思われる学校に異動した。

設備がない!と文句ばかり言っていて,実践が伴っていなかったが,設備はバッチリ!

もう言い逃れはできない。

情報教育の中心になって,どんな実践が行えるか。

その成果をあげることが,本市のみならず,県の情報機器整備計画に影響を与えられる事を・・・。(無理無理!)

とりあえず,足元からがっちり固めて行こうと思っている。


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