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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-01-27

e-Japanその後

 e-Japan重点計画は,ほとんど達成されようとしている。しかし,唯一大幅に達成できないことがほぼ確実なのが,学校の情報化である。

 今年の3月末までに,全ての学校の普通教室から高速でインターネットに接続できるようにすることは,ほぼ無理であろう。また,全ての教員がコンピュータを使った授業をすることができることも,もう間に合わない。

 失敗した理由は何か。Horryが考える最大の理由は,大型提示装置が重点計画からはずされたことだ。

 この数年間,CECや都道府県の教育センター,教科書会社,そして教材会社などが,素晴らしいコンテンツを開発してきた。しかし,それらを授業で活用するためには,子どもたちにコンテンツを提示する装置が必要なのである。教室に2台配置されたコンピュータが,仮に17インチのディスプレイを持っていたとしても,とてもではないが一斉指導には使えない。テレビ受像機がない家庭に,電波だけが届いているのと同じである。

 今からでは遅すぎるのだが,大型提示装置の導入を進めていただきたい。それも,インタラクティブな機能を持っているものにしなければ意味がない。

 もうすぐテレビの地上アナログ放送は廃止される。今学校に入っているテレビは,全て買い換える必要が出てくる。日本中の小,中,高等学校の全教室に地デジ対応のテレビを導入することを考えると,ものすごい数である。これを,プラズマディスプレイ+地デジチューナー内蔵のハードディスクレコーダーにすれば,1台当たりのコストは相当安くなるに違いない。全教室にプラズマディスプレイがあり,移動用に明るいプロジェクタが各校数台あるのが理想である。

 マウスとキーボードの呪縛から初心者の教員を解放し,指やペンで操作できる簡単教材が手軽に提示できれば,使ってみたくなるのではないだろうか。

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