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ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2008-05-08

気になる言葉

 小学生と話をしていると,たくさんあることを「多いい」と言う子がいます。

 子どもだから,仕方がないのかな・・・。と思っていましたが,先日テレビを観ていてビックリ!

 気象予報士のお姉さんが「雨が降るところが多いいでしょう。」と言っていたのです。

 「多い」にさらに「い」をつける。変だと思わないんですかね。

 「大きい」に「い」をつけたら「大きいい」。発音しにくい!

 「美しい」に「い」をつけたら「美しいい」。美しくなさそう・・・。

 アナウンサーの方でも,「三十分」を「さんじゅっぷん」という人が増えてきました。

 「十」という漢字には,「じゅ」という読み方はなく,「さんじっぷん」と読むべきだと,小学校1年生で教えます。

 ベテランのアナウンサーの方はきちんといっている方が多いのですが,若い方は「じゅ」ですね。

 こんなことが気になるようになったら,私も歳をとったのだと言うことですが・・・。(+_+)

2008-04-24

学習指導要領前倒し

 本日,文部科学省から,移行措置案が公表されたという記事が,各社のニュースに載っています。

 総合すると,小学校では,
  1・2年の算数と体育
  3~6年の算数と理科
が増えるのだそうです。

 特に,小学校3年生では,算数と理科を合わせて年間45時間増えるとか・・・。

 年間45時間というのは,一般の方にはピンとこないかもしれません。

 学校は,年間35週を基本として動いています。ですから,1週間に1時間増やしても,年間で35時間しか増えないのです。

 あと10時間はどうするのか・・・。

 教科書を超える範囲を学習するため,文部科学省が教材を準備するということも書いてありました。

 個人的には,図工と音楽の時間を増やして欲しいんですけどね・・・。(^_^;)

2008-04-15

校務の効率化

 校務にICTが導入されて,だいぶ効率化されてきました。

 例えば,全校の児童名簿を作成しておけば,学級ごとや町ごとなど,必要な名簿がすぐに作れます。

 しかし,みんなの仕事が効率化するためには,誰かが基本となる名簿を作り,管理しなければならないのです。

 Horryは,究極の「ものぐさ」(=自分が楽をするためなら,どんな苦労でも厭わないタイプ)なので,そんな仕事をしてしまいます。

 しかも,そんな名簿はセキュリティレベルが高いので,管理も大変です。

 仕事の合間に時間を見つけてやるには,少々荷が重いかな。

2008-04-03

疲れた・・・

 今日は,ものすごく疲れました。

 午前中は,入学式に向けての準備。

 午後は机の移動と職員会議。

 明日もフル回転!

 学校が始まった方が,よっぽど楽かもしれません。

2008-03-31

学校は大晦日

 いよいよ年度が押し詰まり(?),今日は平成19年度最後の日です。

 ですから,学校は今日が大晦日で,明日4月1日から新年(度)を迎えるということになります。

 本当のお正月と違うのは,始まってしまうと,ものすごく忙しいということです。

 春は別れの季節であると同時に,出会いの季節でもあります。

 来年(度)は,どんな出会いが待っているのか・・・。

 みなさん,よいお年(度)を・・・。

2008-03-25

1年生の担任,明日で終わり

 明日で,1年生の担任が終わります。

 小学校に入学してきたばかりの1年生は,よく宇宙人みたいだといわれますが,そんなことはありませんでした。

 ゆっくりていねいに話してあげれば,何とか理解してくれるものです。

 小さなことでも大げさにほめてあげることは,注意するより効果的でした。

 今のクラスと分かれることは,名残惜しいけれども,今度は,元担任として成長を見守りたいと思っています。

2008-03-16

尾瀬学習って・・・

 群馬県知事が,小中学生は在学中1回は尾瀬に行って,「尾瀬学習」をするようにと言ったのだそうです。

 行けと言われれば,引率くらいはしますが,半強制的に様々な子どもが尾瀬を訪れることには,反対です。

 ただでさえ,デリケートな自然なのです。分別のある大人ですら,知らないうちに尾瀬の自然を破壊していると言うのに・・・。

 尾瀬学習は,尾瀬に行かなくてもいいのではないでしょうか。十分に自然保護に取り組める年齢になってから,自発的に尾瀬に行ってもいいような気がするのです。

 そんなことを書いている群馬県北部出身のHorryですが,尾瀬には行ったことがありません。人間が立ち入らないことが,最高の自然保護だと思うからです。(本当は,まったく興味がないだけ)

 自然豊かで,静かな尾瀬に「○○小学校の□年生,集合!」「ピーッ!」なんて,笛の音が響き渡らないことを願うばかりです。

2008-03-11

テレビで言い足りなかったこと(その3)

 時代が変化することによって,求められる学力は変化します。子どもたちを自動車に例えると怒られるかもしれませんが,公教育について書いてみます。

 例えば,高度成長の時代。働き手が欲しかったので,60km/h程度で走れる軽自動車を大量生産してきました。

 経済発展に伴って,経済界に高速道路網が整備され,高速道路を快適に走れる普通車を作るようになりました。

 現在は,世界とレースをしたい人が増えてきました。レースカーはコストがかかります。すでに,公教育では面倒が見られません。

 そこで,塾なり私学なりにいってTuneupするわけです。F1マシンなんか,1台作るのに,何十億円,何百億円のお金がかかるんですよね。そういう車が,海外に出て,外国と渡り合えばいいわけです。

 言っていることは,わかりにくいかもしれませんが,公教育としての役割は,全ての子どもたちを,高速道路を安全に走れる普通車にしてあげることなのではないでしょうか。

2008-03-10

テレビで言い足りなかったこと(その2)

 テレビの議論がうまく噛み合わなかった原因の一つが,「学力」という言葉の定義です。

 狭義の学力(主要5教科の点数)で話す人と,広義の学力(生きる力そのもの)について話をする人がいては,まとまるはずもありません。

 Horryは,学力は低下していないと思います。子どもたちの学力を測定する人や方法が,時代の変化についていけないのです。

 番組の中のビデオで,社会人に漢字の書き取りをさせている場面がありました。Horryは漢字が苦手なので,ほとんど書けないでしょう。

 でも,辞書の引き方は知っていますし,電子辞書も使えます。もっと簡単にするには,パソコンやケータイで変換すればいいのです。

 時代の変化に対応していない,無駄な知識を短期間で記憶するだけの,大学入試システムが変わらない限り,無駄な学力を身につけなければならない子どもが増えるのでしょう。

 大学入試のときに,必死になって覚えた知識が役に立った覚えがありません。覚えるという行為自体も,IT機器の発達によって不要となるのではないでしょうか。

 ですから,アイデアの出せる人間が,これからの社会に必要なのだと思います。

 そのためには,基礎的な知識が必要だ!と言われてしまいますが,無駄な知識を覚えて脳を鍛えるよりも,もっといい方法があるはずです。

 それを提案してくれる,有識者(!)が現れてくれないかな・・・。

2008-03-09

テレビで言い足りなかったこと

 テレビでは,後半,真ん中の方たちの発言が多くなって,なかなか発言できなかったのですが,言い足りないので,ここに書いておきます。

 まず,教員の評価の問題です。

 評価は確かに大切です。しかし,それによって給与に格差を設けることには,反対というか,効果がないと思います。

 だいたい,現在の安い給料で,こんなにつらい仕事をしている教師が,多少給与が上乗せされるからといって喜ぶでしょうか。(一部の人は大喜びかもしれませんが・・・)

 もともと,大金が欲しかったら教員なんてしていないわけで,子どもたちに学力をつけるという崇高な使命感で仕事をしているのです。

 ですから,がんばった先生にはたくさん給料を上げますよ。なんていうのは,札束で横っ面をたたくようで,使命感に燃える教師に対して,本当に失礼な話なのです。

 実際,お金は多い方がうれしいですけどね。でも,相対評価ならば,誰かが増えれば誰かが減らされるわけで,学校という組織の運営には,大きな支障が出るでしょう。

 絶対評価だったら,支出を削減したいわけですから,いい評価をつけてくれるはずがありません。

 というわけで,教員の給与に差をつけるというのは,無理だと思うのですが・・・。

 そんなことになったら,大変なクラスを担任したい人なんて,いなくなりますよ。


-天気予報コム-