テレビで言い足りなかったこと(その2)
テレビの議論がうまく噛み合わなかった原因の一つが,「学力」という言葉の定義です。
狭義の学力(主要5教科の点数)で話す人と,広義の学力(生きる力そのもの)について話をする人がいては,まとまるはずもありません。
Horryは,学力は低下していないと思います。子どもたちの学力を測定する人や方法が,時代の変化についていけないのです。
番組の中のビデオで,社会人に漢字の書き取りをさせている場面がありました。Horryは漢字が苦手なので,ほとんど書けないでしょう。
でも,辞書の引き方は知っていますし,電子辞書も使えます。もっと簡単にするには,パソコンやケータイで変換すればいいのです。
時代の変化に対応していない,無駄な知識を短期間で記憶するだけの,大学入試システムが変わらない限り,無駄な学力を身につけなければならない子どもが増えるのでしょう。
大学入試のときに,必死になって覚えた知識が役に立った覚えがありません。覚えるという行為自体も,IT機器の発達によって不要となるのではないでしょうか。
ですから,アイデアの出せる人間が,これからの社会に必要なのだと思います。
そのためには,基礎的な知識が必要だ!と言われてしまいますが,無駄な知識を覚えて脳を鍛えるよりも,もっといい方法があるはずです。
それを提案してくれる,有識者(!)が現れてくれないかな・・・。
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