給食を見ていて
商売柄,子ども達が給食を食べる様子をよく見ます。時々これでいいのかな?と思うことがあります。
1.三角食べをしない
昔は,給食のお盆の上にある食べ物を順番に食べるように言われました。一部ではこれを三角食べとか言ったようです。昔から日本では,米飯を食べるのに一汁一菜が付きました。おかず(菜)を少量取り,一度米飯の上に乗せてから食べます。それから米飯を口に入れ,次に汁を少し飲みます。この繰り返しが三角食べですね。
今の子は,おかずで米飯を食べる習慣がないようです。ハンバーグと米飯の場合,最初にハンバーグだけを食べてしまうのです。その後,米飯だけを食べます。ですから,こういうときには米飯はたくさん残ります。
ところが,おかずが何であれ,炊き込みご飯や菜飯はそれ自体に味がついているので,よく食べられます。カレーやふりかけでも同じです。
2.箸の持ち方が
米飯給食の回数が増えて,給食を箸で食べることが多くなりました。昔の先割れスプーンが懐かしいですね。箸で食べるのを見ていると,持ち方がバラバラです。フォークやスプーンの持ち方も怪しい子がいます。
家に年寄りがいなくなったので,細かいことを言う人がいないのでしょうか。両親が働いていれば,(うちもそうですが)ゆっくり食べることはごくたまにしかありません。仕方がないのかもしれませんが,大人になったときに苦労するでしょうね。
こういうことも,給食の時間に指導しなければならないのでしょうか。日本の正しい食事マナーを教えることも,食育の一部であるとは思います。でも,厳しく言って,食事を食べなくなっても困ります。
食事は文化です。日本の文化を正しく理解してこそ,はじめて国際人になれるのだと思います。英語を覚えるより先に,日本式の食事の仕方くらいは覚えて欲しいと思うHorryでした。
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