プロフィール

フォトアルバム

ホリー

ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

フォトアルバム

 

Horryのリンク

最近読んだ本

地域(ローカル) Feed

2006-01-25

浅間山とフランス革命

 我が家の寝室の窓から浅間山がよく見える。今の時期は真っ白で,朝日を浴びる姿がとてもきれいである。最近は火山灰があまり見えないが,一時は風にたなびく火山灰が長く尾を引く姿が見られた。学校から見る昼間の浅間山もきれいであるが,北西の季節風の強い日には,山の斜面を駆け上った空気が雲になっていく様子が,理科の教科書のように見えることもある。

 この浅間山は天明3年(1783年)の大噴火で有名である。この年には,アイスランドでも大噴火が起こっている。これら二つの噴火によって大量の火山灰や火山ガスが空気中に放出された。成層圏まで達した火山灰は,太陽の光を遮断する。また,同時に噴出された火山ガスは温室効果も果たしたであろう。大規模な噴火による異常気象の始まりである。

 この噴火によって,火砕流に襲われた鎌原の村はほぼ全滅し,異常気象によって天明の大飢饉が発生する。そして田沼意次の失脚へと続いていく。事は日本だけにとどまらない。何と,偏西風に乗った火山灰は遠くフランスまで到達し,フランスの農作物も大きな打撃を受ける。大飢饉が発生し,生活が苦しくなった農民や市民が蜂起し,フランス革命へとつながっていく。そしてマリーアントワネットは処刑されるのである。

 日本の有名避暑地,軽井沢を見下ろしながら,浅間山は今も活動を続けている。天明の大噴火と同じ規模の噴火が起こったら,一体どうなってしまうのか。現在のように,エネルギーを溜め込まず,小噴火で少しずつエネルギーを放出していれば,大噴火は起きないのではないかと,願いを込めて思っている。

2006-01-22

センター試験など

 今日の新聞に,センター試験1日目の問題が載っていた。思わずチャレンジしたが,ぜんぜんできない。(^_^;) どうしようもないので,「リスニングにどうしてi-podを使わないのだろう。」と,くだらないことを考えてしまった。

 その問題の裏に,群馬県立中等教育学校の適性検査(入学試験ではない)の問題が載っていた。こちらは小学校6年生が対象なので,Horryには余裕である。出題者の意図までよくわかる。(そりゃプロなんだから自慢にならない)

 その適性検査の問題は,児童会の代表委員会で目標を決めたり,各委員会での具体的な活動を決めたりするもの,ドイツについて総合的な学習の時間に調べて新聞を作っているという設定で,見出しを考えたり記事を書いたりするもの,最後は北島康介氏の小学校の卒業文集の作文を読んで,自分の体験を踏まえて感じたことを書くものであった。これは,教科の学習だけでは養えない力を見られてしまう。特別活動,総合,運動への取り組み・・・。入試対策をする塾は指導が難しいだろうと思う。

 それに比べて,大学のセンター試験はどうだ?未だにどれだけ覚えたかで評価している。確かに努力して覚えることは大切だし,そうできる学生が入学してきたら勉学に励ませることはできるかもしれない。

 でも,今の社会で,暗記力がどれほどの役に立つのであろうか?人間が一生かかっても読みきれないデータが,B5サイズのノートPCに入ってしまう。インターネットに接続すれば,わからないことはすぐに調べられる。パリの裏側がどこかなんていうことを調べるのに,そう時間はかからないだろう。

 いっそのこと大学入試をPC持込可,インターネット使用可,メール使用可にしてみてはどうだろう。一般社会に出た時に即戦力として使える学生を選ぶことができると思うのだが・・・。

2006-01-15

どんど焼き

 今日,地域の「どんど焼き」があった。我が家の近所ではそう呼ぶが,地域によって呼び方は大きく違うようだ。
060115  昨夜の雨も上がり,春のような暖かさの中,手に「まゆ玉」や「するめ」を持った人たちが集まってきた。「まゆ玉」というのは,米の粉で蚕の繭の形の団子を作り,木の枝に花のように刺したものである。
 午前10時の点火前までは,風邪もなかったのだが,ここは群馬県。点火直前に北風が吹いてきた。真冬の冷たい風ではないが・・・。
 遠くに見える赤城山を背景に,雨でぬれていたはずの竹やわらがあっという間に燃え上がった。
 火が落ち着いたところで,持ってきた「まゆ玉」や「するめ」をあぶる。これを食べると,今年一年風邪を引かないとか・・・。我が家の分はほとんど娘が食べてしまった。まっ,いっか。


-天気予報コム-