OHPも使えるかも
その昔,教室の天井には,スクリーンが付いていました。黒板に向かって斜め左が多かったと思います。引っ張ると,若干斜めなスクリーンが降りてきたものです。
さて,そこに映すための道具は,OHPと呼ばれる投影装置が一般的でした。(過去形になっている自分が怖い)今では,学校のOHPは処分されたり,片隅に追いやられていることが多くあります。
しかし,OHPは,ものすごく手軽なICT機器でした。TP(透明なシート)を重ねることで,様々な表現ができました。基本的に透過光を利用するので,光を遮断するものも効果的に使えました。透明シートをうまく配置すると,授業の進行に合わせて多様な表現をすることができました。
プレゼンの際に,直接TPに書き込むこともできました。水性ペンを使えば,簡単に消せて,何度でも使えました。
ものすごく高価なものでしたが,偏光シートなんていうものもありました。これを使うと,動きなどを表現することもできました。
そんな使われていないOHPの利用法を思い出して,使ってあげるのもいいかと思います。例えば,三角定規を映しながら,線の引き方を指導したり,長さの計り方を指導したりすることができます。
また,たくさんあるTP資料の中には,未だに使えるものもあるでしょう。自作するのも簡単です。(私にとってはPowerPointのほうが簡単ですけど)
台形補正ができないなど,難しい問題もありますが,電源をつなぐだけでプレゼンできる機能は,捨ててしまうにはもったいないと思います。
ちなみに,Horryの勤務校には,OHPは1台もありません。いまさら買うといってもみんなに反対されるでしょう。でも,今ある学校では,ランプの寿命が尽きるまで使ってあげたらいいと思うのですが・・・。
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