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2007-07-03

いい物を作ると儲からない

 エネループが売れているようですね。今までの充電式電池に比べて,充電回数の限界が約4倍。自分から放電してしまうことも少ないので,長持ちするということらしいです。

 デジカメに入れて使ってみても,その差ははっきりしていて,一度の充電で撮影できる枚数が格段に伸びます。そのため,充電回数も減ってきています。

 こんなに優れている電池の価格は,他の製品よりも少し高い程度です。4倍(実感としてはもっと大きい)も長持ちするのに,価格が4倍しないのです。これでは企業は儲からないのでは?と少し心配してしまいます。

 極端な話,永久に使える電池が発売されたとしたら,いくらなら買うでしょうか。その電池を開発した企業は,最初は儲かりますよね。でも,永久に使えるわけですから,買換え需要は生まれません。普及していくにつれて売り上げが減っていってしまいます。そして最後は,完全に行き渡ったところでまったく売れなくなるのです。

 そのあたりを,上手に商売しているのがコンピュータ業界ですね。コンピュータの性能が上がれば,ソフトウエアも新しくなります。新しいソフトを動かすために,さらに高性能なハードが必要になります。ソフトとハードが追いかけっこをしながら,より新しい製品を売り続けていくのがコンピュータ業界なのです。

 多くの一般ユーザーは,購入したコンピュータの性能の半分も,使えていないのではないでしょうか。使わないソフトや,余分なハードにお金を出していることにすら,気がついていないのです。

 昔,化学調味料の売り上げを伸ばすために,穴の大きさを大きくしたという話があります。穴が大きければ余分に出てしまい,早くなくなるというわけです。コンピュータのセキュリティホールは,大きくしたら売れないですけどね。

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