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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-02-20

群馬県国際理解教育研究会

 群馬県には,様々な教育研究会がある。その中の一つに,群馬県国際理解教育研究会がある。在外教育施設に派遣されたことのある教員を中心に組織されている会である。
 在外教育施設という言葉を聞いたことがない人も多いと思う。海外にいる日本人に教育を行う施設である。いわゆる日本人学校や補習授業校がそれにあたる。全国から教員が派遣されているが,群馬県からもたくさんの教員が様々な国に派遣され,教育に当たっている。Horryも,1994年4月から1997年3月まで,日本人学校に派遣されていた。
 今日は,その会の会合があり,昔の仲間と顔を合わせることができた。今より10歳も若かった時の情熱がよみがえってくる思いだった。当時は,インターネットが今ほど普及していない時代で,時差や高い国際電話料金を気にしながら,FAXや電話をしていた。
 今は,インターネットを通して,時間を気にせずメールのやり取りができる。スカイプなどを使えば,料金を気にせずテレビ電話で話ができる。時間・空間的に地球は小さくなったのだが,飛行機に乗ると地球の大きさを実感できる。Horryの赴任地へは直行便で13~14時間だった。遠い国は二日がかりということもある。やっぱり地球は大きいのである。
 国際理解教育と言うと,小学生から英語を教えようとかいう話がよく出てくる。たしかにアメリカの属国である日本ではそれは必要なことかもしれない。でも,英語以外の言葉を話す人々の数はものすごく多いのである。もっと多様な考え方ができるような子どもを育てるのが国際理解だと思うし,それよりも何よりも,一番大事なのは自国の理解である。日本という国に生まれて育っていることを意識せずに,日本語の美しさを知らずに,何が英語なのだろう。
 今年は,総合的な学習の時間を使って,小学校3年生の子どもたちとインドについて学習した。それも,貧しい地域の子ども達を中心にしてである。ビデオを見る。ユネスコの方に来ていただいて話を聞く。そうする中で,子ども達の心の中に「自分たちにできることは何かないか」という気持ちが生まれてきた。そこで,ユネスコの世界寺子屋運動に協力するための活動を行った。
 インドのある地域の実情を知り,日本という国で生活する自分たちにもできることがあり,それをしよう!という気持ちをもってきた。それだけで,子ども達には大きな学びであったと思う。
 もちろん,子ども達は自分たちの周りをよく見て,自分が暮らす地域を知る活動も行ってきた。自分の足元をしっかり見つめ,世界の国々に思いをはせる。そんな国際人がいてもいいと思う。
 

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