視聴覚教育の復活を!
学校の情報化の中には,「ICTを活用した授業」というものがあります。
普通授業の中で,黒板・チョーク・教科書・ノートのように,ICT機器を活用するわけです。
昔は,授業の中でスライド(リバーサルフィルム:アナログタイプ)を使ったり,OHPやテレビとVTRなども使っていました。
そういう教育を視聴覚教育と呼んでいました。それが,いつの間にか情報教育に編入されてしまったのです。
情報教育とは,「情報を正しく活用する能力」を育てる教育であって,情報機器を使う教育ではありません。
一昔前は,授業の中でコンピュータを使っていれば「情報教育だ!」なんて思われている時期もありました。
未だに,「コンピュータやアプリケーションソフトの使い方を教えることが情報教育だ!」と思っている人も残っています。
ですから,もう一度「視聴覚教育」を復活させたらどうかと思うのです。
「視聴覚教育」と「情報教育」は,ほとんど重なり合うところがないのですから。
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