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2007-12-15

30人学級と加配教員

 現在,群馬県では小学校1・2年生の30人学級と,小学校3年生へのサクラ・プラン,中学校1年生へのワカバ・プランと呼ばれる職員の配置が行われています。

 以前は,小学校の1・2年生にサクラの先生が配置されていました。それを,30人以下の学級にすることで,3年生に回した形になるのでしょうか。

 教室に複数の教員がいる場合と,児童数が少ない場合とで,どちらの方がメリットがあるのか考えてみました。(予算的な面は一切考えていません)

 まず,複数の教員で40人学級を見る場合です。サクラの先生を補助的立場とすると,授業についていくのが難しいお子さんを中心に,支援していただくということが可能になります。担任は,学級全体に一斉指導すればいいわけです。

 30人以下の学級になって,一人で指導する場合はどうでしょう。もしも,授業についていくのが難しいお子さんが,複数名いたときには,担任は一斉指導しながら,それらのお子さんの個別支援もしなければなりません。人数が少なくても,やることは同じです。

 個別の支援の度合いも,一人一人違いますから,一概には言えませんが,補助的な立場の人がいれば助かるのに・・・。という場面も時たまあります。

 様々な自治体で全体の予算が削減される中,教育費だけは減らさずに増えているところもあるようです。大変ありがたいお話です。でも,貴重なお金を,全ての学校に同じように配分するのは,無駄が出てしまうと思います。

 学校で,児童の実態をよく見て,30人学級にするのか,補助的な教員を配置するのかを選択できるようになればいいと思います。

 空き教室のない学校では,30人学級を実現するために,特別教室を減らして,普通教室にしたり,建物の増築をしたりしています。それなら,40人学級で補助的な人を入れたほうがいいかもしれません。反対に,空き教室の多い学校なら,30人学級も大歓迎でしょう。

 最近,基礎学力ばかりがクローズアップされ,特色のある学校はしぼんできています。PISAで問題になった応用力は,漢字練習や計算練習だけでは伸ばすことはできません。しっかりした基礎の上に,各学校で特色を生かして,築いていかなければならないものだと思います。

 2学期もあと1週間。基礎学力を再確認して,冬休みを迎えさせなければなりませんね。

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