群馬のイントネーション
先日,と言っても昨年のことになってしまうのだが,NHKの「クライマーズ・ハイ」というドラマを見た。群馬県の地方新聞社を舞台に,日航機墜落事故と新聞記者という感じのドラマだった。
舞台が群馬県なだけに,役者の方の群馬弁がものすごく気になった。(^_^;)
「~だんべ。」とか,主な方言は網羅されていたが,群馬県人特有のイントネーションまでは再現できていなかった。
例えば,テレビやラジオのニュースや天気予報では「前橋」を「ま」か「え」を強く言っているように聞こえる。正しい(と思われる)群馬のイントネーションでは,「前橋市」と言うときのイントネーションのまま「市」をはずした言い方になる。「まえばし」全てが平坦なのである。
「赤城山」(群馬県では「あかぎやま」と読む)を単に「赤城」と言うことがあるが,ドラマの中では「あ」にアクセントを置いていた。これも群馬の人は平坦なイントネーションで言う。つまり「あかぎやま」と言うときの「やま」を抜いたイントネーションである。
ちなみに「榛名山」「妙義山」「白根山」は「~さん」と読むが,「赤城山」「浅間山」は「~山」と呼ぶことが多い。「あかぎさん」では,どこの山だかわからない。
群馬のイントネーションは,「○○市」や「□□山」などを省略して言う時,省略前と変わらない発音になるという法則がある(ような気がする)。この平坦なイントネーションが使えてこそ,立派な上州人になれるような・・・。別になりたくもないか。(^^ゞ
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