変な日本語
コマーシャルを見ていて,気になった言葉があります。
それは,「薄さ」「軽さ」などの言葉です。
普通,物の厚みを言う時には,「厚さ」を使います。身長だったら「高さ」,体重などは「重さ」でしょう。
ところが,薄いもの,軽いものを表現する時には,「厚さわずか11mm」とは言わずに,「薄さわずか11mm」というような場合があります。
軽さを売りにしたものも同様で,「重さは120gという軽さ」とは表現せずに,「軽さわずか120g」なんていうふうになります。
もともと物の重量を表すのは「重さ」のはずです。厚みを表すのも「厚さ」でしょう。軽さや薄さを表現するために,日本語本来の表現を捻じ曲げているように感じています。
キャッチコピーとして考えると,その方が目を引くのでしょうが,何だか気になります。
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