役に立たないイタリア語6
久々のイタリア語シリーズです。
イタリア語をはじめ,フランス語やスペイン語,ポルトガル語などのラテン語系の言葉には,男性型と女性型の言葉が存在します。イタリア語では,一般的に男性型は”O”で終わり,女性型は”A”で終わることが多くあります。(一部例外もあります)
例えば,ゲームの世界で有名なキャラクターに「マリオ」というのがあります。これは,男性ですから「オ」で終わっていますね。これが女性になったらどうなるでしょう。答えは「マリア」です。あのマリオとキリストのお母さんの名前が同じ(厳密に言えば違いますけど)というのは,おもしろいですね。
「ロミオとジュリエット」という物語があります。イタリア語では,「ロミオとジュリエッタ」と言います。「ジュリエット」は男性の名前だからです。男同士の恋物語なんて,Horryは読みたくありません。(^_^;)
前にも書きましたが,コンサートや演劇を鑑賞している時のほめ言葉「ブラボー」というのを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。イタリア人は,これもしっかり区別して使います。
- 一人の女性をほめるとき→ブラーバ!
- 複数の女性をほめるとき→ブラーベ!
- 一人の男性をほめるとき→ブラーボ!
- 複数の男性をほめるとき→ブラービ!
いずれも「ラー」にアクセントがあるのがイタリア風です。男女が一緒の場合は「ブラービ!」を使います。これが使いこなせるようになれば,たいしたものです。
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