もうすぐ春分の日
久々の気象の話題。(天文の話題かもしれないけど)
もうすぐ春分の日がやってきます。この日は,太陽が赤道上を通る日です。昼の長さと夜の長さが同じになる日とも言われます。本当は同じ長さではないのですが・・・。
春分の日は3月21日近辺,秋分の日は9月23日近辺です。移動する休日なのですが,ほとんどの年は,この日ですね。
さて,春分の日から秋分の日までを「夏」の期間。秋分の日から春分の日までを「冬」の期間とすると,どちらが長いのでしょうか。計算してみました。
夏:10+30+31+30+31+31+23=186日
冬:7+31+30+31+31+28+21=179日
何と,夏の期間のほうが1週間も長いのです。このことから,地球の公転軌道が円でないことがわかります。円なら,常に一定のリズムで回るはずですからね。
地球は太陽の周りを,楕円の軌道で回っているのだそうです。楕円軌道を通るのですから,地球と太陽の距離は,変化していることになります。一番太陽に近づいた時と一番離れた時の距離の差は,何と500万kmもあるのだそうです。
では,太陽に近いのは,夏ですか?それとも冬ですか?それを考える時に,上でした計算を思い出してみてください。夏の方が冬より7日間も長いのです。つまり,同じ位置に戻ってくるまでに,余分に時間がかかるということです。ということは,夏の方が太陽から遠く離れた軌道を通っていることになります。
太陽が遠いのに暑いなんて,何だかおかしいですよね。
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