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2006-02-12

謎の割引

 携帯電話のauが最近始めた割引サービスが「マイ割」。最大半額。これで,「家族割」(最大半額)と併せてより多くのユーザーが恩恵を受けられるようになった。しかし・・・。家族での割引と,個人の割引があるんだから,全員割引なのではないだろうか。全員に割引サービスをするのなら,基本料金を引き下げればいいではないか。

 以前,もともとの価格より高い標準価格を設定しておいて,割引率を声高に訴える広告が問題になった。当たり前である。例えば定価1万円の商品に2万円という値札をつけ,「半額セールで1万円になります。」と商売である。会社名は忘れたが,そんな事件があったような気がする。

 そろそろ携帯各社も「割引合戦」をやめて,基本料金の引き下げを考えていただけないだろうか。もはや固定電話を超える台数が使われている携帯電話であるから,設備投資は回収できているのではないか。固定電話のような電話線は要らないし,アンテナはほとんど設置済みのはずである。設備投資にかかるコストが回収できれば,あとは保守のための費用と人件費なのである。

 携帯電話のアンテナも,キャリアごとに林立しているが,これを一緒に使えばもっとコストは下げられるはずだ。例えば,携帯電話を全て衛星方式に切り替えたとする。通信衛星の価格はよくわからないけど一つ千億円くらいでできるのではないか。日本で出回っている携帯電話が一千万台とすると,一台あたりのコストは一万円である。衛星の耐用年数を10年と見積もっても,携帯電話一台あたり毎年千円負担すれば衛星一台を打ち上げることができる。衛星を6台打ち上げたとして,携帯電話1台あたりのコストは年間6千円。月に直すと500円である。あとは,衛星の維持費と通信を維持するための人件費が必要であるから,月々2,000円払ったら使い放題!というのは無理な話なのだろうか。これでも衛星以外に年間9,000億円が手に入るわけだから,人件費と維持管理費と会社の利益が出せるのではないか。

 携帯市場はもうすぐ飽和するだろう。キャリアごとにシェアを競い合う中で価格が下がるのは大歓迎である。しかし,キャリア同士が張り合うことでコストがかさむのは願い下げである。特に,わかりにくいパケット代については,素人でもわかるように改善していただきたい。

コメント

利便性と生活の質の向上という利益の享受とそれを支える費用とのバランスですから、市場が利益に見合った費用でないと判断すれば、設備投資に見合った回収ができなくなり、投資削減・合従連衡に向かいますが、現状の競争を支えてきた技術開発を、もう十分だからやめて突然共有しろと言われても無理があるので、やはり市場に任せるのが健全だと思いますよ。

おっしゃるとおりです。(^^ゞ
携帯市場も二極化していくんでしょうね。データ通信にシフトした携帯と,いわゆる電話機能に特化した携帯。アクセスポイントに行くとスカイプやIP電話として使える携帯とか・・・(もうあったりして)

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