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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2006-01-14

子ども番組今むかし

 土日の午前中には,子ども向け番組がたくさん放送されている。

 私が子どもの頃の子ども向け番組は,勧善懲悪が基本であった。主人公はスマートで男前。敵は見るからに悪役顔で,初めて見てもどちらが主人公か一目でわかる。

 ところが,最近は主人公の敵が悪役らしくない。というか,本当に悪役なのだかわからないものが多くなってきた。

 その始まりとなったのが「機動戦士ガンダム」であると思う。それまでの子ども向けアニメのパターンからすれば,アムロとガンダムがかっこよくて,シャアはもっと恐ろしい容姿をしていなければならないのだ。ところが,地球連邦にもジオン公国にも戦争をする理由があり,複雑な社会背景の中でアムロとシャアはそれぞれの側の主人公であった。

 今朝のウルトラマンでは,牙を折られた怪獣が涙を流すのだ。ウルトラマンは戦意を喪失した怪獣を,奥多摩の地下深くに返してやるのである。そんなことをしたら,また出てくるのではないか心配になった。

 子ども向けの番組は,娯楽性も大事なのだが,その中に道徳的な内容や人間の心を育てるような場面が入っていて欲しいと思う。特に,子ども向け番組の中では,人の命の大切さを訴えて欲しい。

 だから,子ども向けアニメやマンガの中でも,探偵モノは大嫌いだ。毎週のように人が死ぬ。夜9時すぎのサスペンスものと同じなのである。サスペンスは,土日の再放送以外は子ども達はじっくり見ることができない。しかし,ゴールデンタイムに子ども達の目の前で殺人を犯してみせるアニメは,即刻放送を中止すべきだと思う。

 私たちが子どもの頃は,主人公に殺されるのは宇宙人やロボット,怪獣だった。人間の場合は,なぜかロープでグルグル巻きにされて逮捕されていたような気がする。悪いことをすれば逮捕される。という印象を持たせるには十分な効果だったような気がする。

 もしかしたら,最近の殺人事件の犯人の中には,子どもの頃,人殺しのしかたを教えるアニメを一生懸命に見ていた者がいるかもしれない。

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