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ザスパのホーム戦では,ゴール裏で叫んでいます。 本職は,小学校の教員。 中学校の免許教科は理科です。 リンゴマークのついたものが大好きです。

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2011年8月

2011-08-12

Nコンの審査に思う

昨日,Nコンの群馬県コンクールがあった。

1校,思わず涙があふれてくるような演奏をした学校があった。

審査員の講評を聞いていて,その学校が金賞を取れないことを確信した。

「難しい曲を子どもに歌わせるのはどうか。」

「ドラマチックな歌は感動したように聞こえるが・・・。」

結局金賞は,普通の合唱曲を歌った小学校に決まった。

申し訳ないが,その学校の演奏はピアノと声のバランスが悪く,Horry的には銅賞レベルだと判断していた。

小学生は子どもだから,難しい曲に挑戦してはいけないのだろうか?

聞くところによると,被災した小学生のことを思い浮かべながら歌ったそうである。

難しい曲を,合唱団員と指導する先生が協力して作り上げたという点は,評価してもらえないのであろうか。

例えば,小学生の陸上大会で,

「あなたは小学生なんだから100mを12秒台で走ってはいけません。」

なんていうことはないであろう。

審査基準をNコンの「参加のご案内」から引用してみる。
http://www.nhk.or.jp/ncon/entry/pdf/2011_anna.pdf  より
******************************
  ◆歌詞の内容をどのように伝えているか、感動をよびおこす演奏であるかを評価します。
 ◆演奏技術については、発声、音程、アンサンブルなど、様々な演奏技術の特定要素だけを取り上げることなく、総合的に評価します。
  ◆演奏態度や表現意欲、協調性はもちろん、工夫や意欲的な試み、独創性や創造性も積極的に評価します。
 ◆課題曲と自由曲の評価の比率は1:1です。
 ◆自由曲については選曲面も考慮して評価します。
 ◆伴奏は審査の対象外とします。
******************************

ということなので,ピアノ伴奏がどうでも関係ないようだ。

でも,歌詞の内容をどう伝えているかという部分,感動を与える演奏という点ではどうだろうか?

一番問題だと思うのは,審査員の講評の中で1つの学校を集中攻撃するという点である。

・歌詞を伝える
・感動をよびおこす
・総合的な演奏技術
・演奏態度や表現意欲,協調性
・工夫や意欲的な取り組み,独創性や創造性

という審査基準があるのだから,それに則って審査すべきである。

審査員の好みで子ども達の演奏(それ以前に選曲)を評価されるのはコンクールではないと思う。


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