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2007-07-08

目に見える学力と見えない学力

 学力には,テストの点数や運動の力などの目に見えるものと,人とコミュニケーションをとる力などの目に見えにくいものがあると思います。

 学力向上と言った場合には,ほとんどの場合,目に見える学力の向上を指しています。テストの点数を上げることです。それは,誰の目にも明らかにわかりますから,一見客観的な指標のように感じます。でも,そんな学力は,子ども達が身につける力のほんの一部に過ぎません。

 子ども達は成長し,やがて社会人になって行きます。実社会に出たときに使える力が,本当の学力だと思うのです。学校で身に付けた知識を,社会の中で生かせる知恵に変える力が必要なのです。

 企業等で必要とされる力は,コミュニケーション力とプレゼンテーション力だと聞いたことがあります。つまり,見えない学力もしっかり身に付けさせなければいけないということです。

 全国一斉学力調査の問題に,コミュニケーション力やプレゼンテーション力を測るものが入ってくれれば,教育界は変わるかもしれませんね。無理でしょうけど。

 大学入試が変わらなければ,高校教育が変わりません。高校教育が変わらなければ,中学校教育,小学校教育も変わらないのです。

 実社会ではほとんど使わない知識を覚えこみ,どれだけ覚えたかで評価されるテストをしている現状はあと何年経ったら変わるのでしょうか。教員採用試験にしたって,教育基本法や学校教育法の条文を暗記する必要があるのでしょうか。われわれ教員だって,必要な時は本やWebで調べています。その方が確実ですしね。

 教育再生というのなら,今の社会の現状をよく見て,社会人として生きていくために必要な教育を目指すべきではないですか。それがニートの解消にもつながるような気がするんですけどね。

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