ITをわかりやすく解説する取り組み1
インターネットが発達して,コンピュータはネットワークにつながっていることが当たり前のようになってきました。おかげで,IT初心者の先生方に向けての研修を行うことも減ってきてはいるのですが,まだまだニーズがありそうです。初心者の方にとっては,未だにIT用語は難解なようです。
そこで,難しいと思われているITを少しでもわかりやすく解説するにはどうすればいいかを考えていくコーナーを作りました。今回はその1回目。このブログは,ネットワークの専門家の方も見ていてくださいますので,間違えたら恥ずかしいのですが,時々書いていきます。
さて,今回は「ネットワーク上のコンピュータはどうやって相手を見分けているか。」ということです。
ホームページのアドレスを,見たり聞いたりしたことはあると思います。http://(エイチ ティー ティー ピー コロン スラッシュ スラッシュ)<カタカナで書くと面倒ですね>で始まる,アルファベットと「.」(ドット=ピリオド)の集まりです。実は,これはコンピュータの住所を,人間にわかりやすいように変換したものなのです。変換前は,1~3桁の数字が4組並んだものなのです。例えば,192.168.1.253なんていう数字をhogehoge.comなんていうふうに変えてくれます。それを変換する機械がネットワーク上に用意されています。
さて,4組の数字の並んだ住所のことを「IP(アイ ピー)アドレス」と言います。IPアドレスに使える数字は,0~255の256通りです。256が4組ですから,256の4乗=4,294,967,296≒43億通りの住所が作れます。中には,使えない数字の組み合わせもいくつかありますが・・・。
世界の人口は約60億人ですから,コンピュータの数は43億台もないだろうと思われていた時代は,これで足りたのですが・・・。
今回のまとめ
ネットワークにつながっているコンピュータは,(多くの場合)IPアドレスという番号を持っています。コンピュータは,ネットワークを通してIPアドレスという住所を探し出して通信するのです。わかりやすくなっていたかな?
次回はいつになるかわかりませんが,今回はここまで。
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