教員免許更新制と合格ライン

 中教審から,教員免許更新制の案が出ましたね。朝日新聞社のニュースに書いてありました。

 管理職や主幹教諭,指導主事らは原則対象外。修了認定試験で60点以上取らないと更新させないということらしいです。

 免許の更新は何のために行うのでしょうか。更新期限の2年前から受講できるということらしいですが,不合格の場合,何度か受講しなければなりません。期間内に合格点が取れなければ免許が失効します。

 なぜ教員免許だけが更新しなければならないのでしょうか。もちろん子ども達に指導するという立場の責任を考えれば,必要なのでしょう。では,人の命を直接預かる医師免許は?人の人生をも左右する司法試験は?ぜひ更新制を検討してもらいたいと思います。

 10年しか有効期限のない免許状をとるために,大学で何年も勉強するんですよ。ますます優秀な人材が教育現場から離れていってしまうような気がするのですが・・・。

 合格点ギリギリ(たぶん私も)の人は,授業そっちのけで受験勉強に励んだりしないのでしょうか。そんなことにでもなったら本末転倒ですよね。

 教員免許を取って二十数年。私たちはいつ受験するのでしょうか。免許を受けてから10年以上経った人はたくさんいます。その人が全員,2009年度以降,一斉に受験するのでしょうか。次の年からは受験者数が激減しますが,最初の年にパンクしないでしょうかね。

 ともかく,私は一発で合格できれば,定年までに1回受講すればいいことになります。脳の老化が始まっているので,できるだけ早く受験しないと合格する気がしませんが・・・。

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