20世紀の終わりごろ,首相官邸主導で「教育の情報化」が提唱されました。国からは膨大な予算が「交付税」という形で自治体に渡され,それぞれの自治体の「実情」に応じてインフラが整備されてきました。
教育の情報化は,大きく三つに分けられます。
1.ICTを活用した授業
2.情報教育の推進
3.校務の情報化
とでも言いましょうか・・・。
この中で,情報教育については,「情報モラル教育」は大きく取り上げられるものの,なかなか定着していきません。小学校では,情報教育という教科はないし,各教科の指導の中で情報教育的なものを埋め込んでいくに過ぎないのですから・・・。
しかし,学校には「情報教育部」というものが存在し,「情報教育主任」という肩書きを持つ者もいます。Horryもその一人です。では,その仕事の実際はどうなのか?
「プリンタの紙が詰まった。」「インターネットにつながらない。」等々のトラブルに対応する毎日です。子どもたちに,「情報活用の実践力」を付けさせることには,なかなか手が回りません。実際に,「情報教育では,コンピュータやアプリケーションソフトの使い方を教えればいい。」と思っている人も少なくないのです。
名ばかりの「情報教育主任」ではいけないと反省し,「脱!重宝主任(^_^;)」宣言をしていかなければならないと思っています。